スレイヤーズ の感想
最初何気にアニメを観ていたら、4話くらいで魔王が復活してたんですね。
それで私は、「ああ、ここから魔王軍との壮絶な戦いが始まるんだな~」とか
そんなことを考えていたんですよ。
しかし、それから一週見逃して、翌々週見たところ、
信じられないことが起きてたんですね。
なんと、もう魔王倒しちゃってるじゃありませんか。
「ええ~なにそれ~」
と、私はやるせない気分になりました。
しかし、同時に、「そうだ、こんな簡単に魔王が倒されるはずはない」
「きっと魔王の背後に、大魔王とか超魔王とかがいるんだろう」
そう思っていました。
ところが、結局それ以降魔王以上の敵は現れず、
ラスボスはコピーレゾとかいう、滅法強いだけの輩でした。
これってどゆこと?
と、当時私は不思議でなりませんでしたが、
次のシリーズの『NEXT』でようやくその謎が解けました。
いや、厳密に言えば、『NEXT』がきっかけで原作に興味を持ち、
その原作を読むことによって、この謎が解けたのです。
と言うより、それまでアニメを観るだけでは知りえなかった様々なことが分かりました。
まさに、目から鱗が落ちる思いだったことは言うまでもありません。
しかしながら、アニメの方ではこれらの事柄について最後まで言及されることは
ありませんでした。
つまり、スレイヤーズという作品はアニメだけでは完全に理解出来ないものなのです。
と言うよりは、原作をある程度知ってることを前提として、
アニメはつくられたのではないか?とすら思えます。
おそらく、スレイヤーズを知らないという方はあまりいないことでしょう。
しかし、アニメは観ていても、原作の小説は読んでないという方は意外に
多いのではないでしょうか?
ゆえに、私はこのスレイヤーズの長編小説を読むことをオススメします。
確かに、この作品はアニメ向けだったと言えます。
主人公リナの破天荒な性格、超ド派手な魔法の応酬。
これらは映像にした方がより一層活きてくると言えるからです。
しかし、小説の方も小説ならではの面白さがあります。
アニメを観るだけでは知り得ない様々な情報が満載であることもそうですが、
一番の特色は、ちょっとしたミステリ感覚を楽しめることです。
話の大筋は、リナ一行が行く先々でトラブルに巻き込まれたり、
または仕事の以来を受けたりするのですが、
関わっていく内に、その全貌が明らかになって…………。
…くるような気がするのですが、そこから大どんでん返しが待っていたりするのです。
まあ、ここで詳しく述べるとネタバレになるので、この程度しか言えないのですが、
前述したように、ちょっとしたミステリを味わえます。
機会と興味があれば一度読んでみてはいかがでしょうか?
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