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2006年2月23日 (木)

鉄人28号(第二作目)

 この作品の感想を述べるのは非常に困難といえます。
なぜなら、このアニメは過去何度もリメイクされており、そのいずれも私は十分に
知ってるとは言えないからです。
ただ、それでもやはり、心に残っているシーンというのはあるものでして、
今回はそんな私の思い出を中心に語りたいと思います。

 まず、私が初めて観たのは、第二作目の「太陽の使者 鉄人28号」でした。
ずんぐりむっくりした鉄人特有の姿に、私は子供心に「かっこ悪いなあ」と思ったことを
漠然とながら覚えています。
しかも、ロボットアニメにしては、すんごく地味な戦いを繰り広げるんですね。
ビームとかレーザーとか、そんな光学兵器なんざ、ほとんど出てこないし、
また、ロケットパンチのような飛び道具も一切なし。
では、必殺技は?と言うと、これがあるにはあるんですが、
ただの強烈なパンチでしかない「ハンマーパンチ」、これ1つなんですね。
当然、拳が発光したり、オーラで包まれたり、ブォーンとか効果音がしたり等といった
演出も一切ありません。

 つまり、鉄人28号の戦い振りはただひたすら敵を殴ると言う、極めて単純明快にして
原始的なものだったのです。
それはラストバトルにおいても然り。
しかしどういうわけか、鉄人がこれほどまでにしょぼいのに対し、
ラスボスは物凄くスケールがでかい奴だったのです。
名前が「宇宙魔王」という、いかにもベタなネーミングであることを除けば(笑)。
なんと言っても、まずメチャメチャでかいし、それでいて腹にブラックホールがあるし、
それで宇宙の星々を飲みこみながら、侵攻してくるのですから、
「ハンマーパンチ」しか取り得のない鉄人がこんな奴に勝てるのかな?
と、ハラハラドキドキしたものです。

 しかし、やはりと言うか当然と言うか、鉄人はこの強敵に勝ってしまうんですよ。
それも、宇宙魔王の角をただひたすら「ハンマーパンチ」で殴るだけで。
地球はおろか、宇宙の命運を賭けた戦いにまで発展しているのに、
なんなんでしょう、このひたすら地味な戦いは。
まるでドラクエⅠにおける竜王とのラストバトルみたいです。
となると、この第二作目の鉄人28号とは、地道な努力が大切だということを
説きたかったのかもしれません。

 こうして振り返ってみると、この第二作目はひょっとすると、すんごいネタアニメ
ではなかったのか?とすら思えてきます。
鉄人28号と言うと、個人的にはやはり、原作もしくは第一作目の白黒アニメの方が
一番面白かったと思えるのですが、この第二作目も違う意味で、全くひけを取らない
面白さがあると思います。
ただ、それでもやっぱり鉄人28号の長い歴史から見れば、黒歴史なんだろうなあ。
ハンマーパンチでペシペシと強大な宇宙魔王を殴る鉄人の勇姿。
願わくば、もう一度観てみたいものです。

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