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2006年4月 7日 (金)

輝く季節の中で

 以前にも少しばかり述べたことがありますが、
私はこのドラマに、ちょっとばかりハマっていました。
出演者は、当時人気絶頂だった石田ひかりを筆頭に、中井正弘、保阪尚輝、
(ドラマ初出演だったかもしれない)篠原涼子、井森美幸、渡辺いっけい、
遠山景織子、そしてブレイクする前の稲森いずみに、長塚京三と、
今考えたらそうそうたるメンバーでした。

 しかしながら、このドラマの放映が始まった頃は、
ちょうどプロ野球の日本シリーズ真っ只中と言うこともあり、
第1話が、2時間近くも遅れて放映されるというハプニングに見舞われ、
そのためか、さほど話題にもならなかったように思うのですが、
実際のところ、視聴率が取れてたのかどうかはよく分かりません。

 とは言え、たまたま第1話を観ることが出来た為か、
私は次第にこのドラマにのめり込んでいくこととなったのです。
と言うのも、その大きな理由は、豪華なキャストによるものではなく、
ベテラン俳優である長塚京三の演技が非常に面白かったことによります。

 なんと言っても、第一話で、突然の急患により医療の現場に立ち会わなければ
ならなくなった医学生の5人(石田ひかり、中井正弘、保坂尚輝、篠原涼子、井森美幸)
が自分らの無力さに落ち込んでいるところに、テクテクと歩いてきて嫌味を言っては、
保坂の「あんた、こんなことして楽しいのかよ!」という非難を、
「ああ、楽しいね」と一笑に付すところや、
石田ひかりの「先生にもそんな人間としての弱さがあるでしょう?」
という問いかけに、「そんなものはない」と言い切ったりするところに、
私はなんとも言えないカタルシスを得ていたのです。

 気付けば私は、長塚京三を「もっといたぶれ!」、「もっと無理難題押し付けろ!」
と、応援するようになっていました。

 そうです、私は長塚京三ただ1人を見るためだけに、
このドラマを観ていたのです。
他のメンツなどはなから眼中にありません。
それなのに、どうしてテレビ雑誌やテレビ番組等は、彼の長塚京三について
何も触れないのでしょう?

 私が一番腹が立ったのは、フジテレビ系の「赤丸チェック」という番組が、
これだけ活躍している長塚京三を差し置いて、中井や保坂がかっこいいとか、
そんな分かりきったことばかり言っていたことです。

 なぜ、そんな万人が認識しているようなことを一々言う必要があるのでしょうか?
紹介するならば、もっと違ったことを教えてくれてもいいじゃないですか?
「いやあ、今回の長塚京三のいじめっぷりも凄いですねえ」とか
「まさか、こんなことを言い出すとは!」
とか言ってくれた方が、視聴者としては「ええ!?」と衝撃を受けるし、
「いったいどんなドラマなんやろ?」と好奇心をかきたてられるのではないでしょうか?
少なくとも、こんな風に紹介されたら、私だったら絶対飛びつきます(笑)。

 なのに、保坂がかっこいいだとか、中井が素敵だとか言われたら、
「ああ、もうええねん」と萎えてしまい、興味が薄れてしまいます。

 実際に、私はみんなが言うほど、中井の行動には共感出来なかったんですよね。
口頭試問の真っ最中に、いきなり入ってきて土下座して
「オレにもう一度チャンスを下さい」と懇願したりとか、
メタンフェタミンをパクッて試験勉強したりとか、
折角6年間、医学部で頑張ったというのに、土壇場で断念したりとか、
国家試験当日、試験に遅れそうな石田、保坂、篠原をフォローするために、
自殺騒動を起こしたりとか………。

 こんなのが、どうして素敵だと言えるのでしょうか?
どれもこれも不法行為すれすれじゃないですか。
まず、最初の試験中にいきなり許可なく入室して土下座と言うのも、
「人前でここまでされたら無下にするわけにもいかないだろう」という
したたかさが見え隠れして、共感出来ません。
本当に許して欲しいのならば、直接本人に言えばいいだけのことであり、
なぜ、試験中に他の医学生がいる中でこんなパフォーマンスをするのか?

 むしろ、ここまでされながらも、シカト決め込み、試験が終わってから
「おまえ何やってんだ?」と言った長塚京三を賞賛したくなります。

 メタンフェタミンをパクッたことは言わずもがな。
また、6年も通い、後は卒業と国家試験を直前にして辞めると言うのも、
学費出してくれた親に対して申し訳ないと思わないのか?と。

 唯一、最後の、試験に遅れそうな仲間をフォローするために、自殺騒動を巻き起こし、
時間稼ぎをする点だけは、分からなくもないですが、
今までが今までなので、イマイチ共感出来ませんでした。

 このように、いくら人気があると言っても、あまり持ち上げすぎるのも考えもの
なのではないでしょうか?
むしろ、当初、医学生をいじめているだけの嫌な奴というイメージだった
長塚京三こそ、真に良い人だったわけであり、
そのことについて、どの雑誌も、また赤丸チェックでも特段フォローしたわけでも
なかったのが、今でも釈然としないし、納得も出来ません。

 ゆえに、ドラマを紹介する雑誌やテレビ番組においては、
単に人気のある若手出演者を持ち上げるのではなく、
それぞれの出演者の経歴・個性を鑑みた上で、もっと思慮のあるコメント、紹介を
してもらいたいと心から思う次第であります。



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