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2006年4月19日 (水)

附子(ぶす)

 タイトルで「なんのこっちゃ?」と思ってしまいそうなこの作品。
しかし、おそらく大抵の方は小学生の頃、国語の教科書等で読んだことが
あることでしょう。 

 どこぞのお寺の和尚が、遠出をする時に、弟子の坊主に桶を指して
「この中には附子(ぶす)という猛毒があるから注意せよ」と言い置いて出かけますが、
弟子の坊主どもは好奇心に勝てず、蓋を開けて食ってしまいます。
 そして気がついたら、全部食べてしまっていた為、
和尚が大事にしていた置物などを破壊しまくり、
帰宅した和尚に、死んでお詫びをと思い、附子(ぶす)を食べましたと
言い訳するも、当然許してもらえるはずもなく、大目玉を食らうという話です。

 私もこの話は小学生の頃、国語の教科書で読んだのですが、
先程述べたように、大まかなストーリーは今でもよく覚えています。

 しかし、ネットで調べたところ、色々と細かい所で食い違いがありました。
まず、登場人物は和尚と坊主ではなく、また、附子(ぶす)も砂糖であると、
はっきりと述べられていました。
私の記憶では、登場人物は和尚と坊主であり、附子(ぶす)がはたして
何だったのか?については明確に語られなかったのですが……。

 まあ、昔話…(と言うのもこの場合はちょっと違うが)と言うのは、
往々にして捏造されたり、はしょられたりするものですから、
こういうこともあるかなあとは思いますが、
それでもやはり、そんな大人の事情とやらで、1つの作品で
設定があちらこちらで色々と違うのは、むしろ子供にとって余計な混乱を招くので、
程々にしてもらいたいものです。
(あくまで自分の記憶違いであった可能性は認めません)

 そしてこれは余談ではありますが、私の記憶が確かならば、
当時、附子(ぶす)とは一体なんだったのか?
で物議を醸し出しました。
授業中でも、先生が皆に「なんだったと思いますか?」と聞いて
色んな意見が出た結果、最終的に「黒砂糖」に決まりました。

 って、おい!なに勝手に決めてんねん!
と、私は納得がいかなかったのですが、
多数決と言うものは恐ろしいもので、こうなるともはや私が何を言おうと
どうにもならないんですね~。

 ただ、今思うと、これは授業の中で生徒達に想像力を働かせるために、
あえて教科書では附子(ぶす)の詳細については触れなかったのでは?
という気がしますが、そこまで考えているなら、日本の教育事情はもっとマシな
はずですし、多分違うだろうなあと思いつつも、附子(ぶす)が単なる砂糖である
という、今回初めて知った驚愕の事実に、驚きを隠せない今日この頃です。

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