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2006年6月 5日 (月)

Dr.リンにきいてみて!

 Toprin

 















 

 
 いつごろからでしょうか?
アニメの中で、ネタアニメというジャンルが確立されたのは。
私が思うに、それはおそらく、かの『ぴちぴちピッチ』によるところが大きいのでは
ないでしょうか?
なぜなら、それ以降『おねがいマイメロディ』をはじめとして、
ワンワンセレプーそれゆけ!徹之進』、『きらりん☆レボリューション』と、
続々と良質?のネタアニメが世に出てきたからです。

 しかし、これらの21世紀を代表するネタアニメの先駆けとなった作品があることを
皆様はご存知でしょうか?
そうです、そのアニメこそこの『Dr.リンにきいてみて!』なのです。

 そもそもネタアニメと言うのは、ツッコミどころの多いアニメを指すものであり、
一般的に、ストーリーにおける視聴者の予想を超えた超展開がその大きな特色として
あげられるのですが、この『Dr.リンにきいてみて!』も上記のアニメとなんらヒケを取ら
ない超展開が目白押しです。

 なんと言っても一番凄いのが、当初学園ラブコメを地で行っていたのが、
途中からセーラームーンみたいな変身ヒロインモノに変貌してしまったことです。

 最初はほんとにごく普通のありふれた学園ラブコメなんですよ。
毎回事件やらトラブルやらが発生し、それを主人公の神崎明鈴が得意の風水占いを
駆使し、解決に導く……。
しかし、片想いの結城飛鳥君とは中々ラブラブにはなれないのでした。
って感じの。

 ところが、驚くべきことに、が現れるんですよ。
最初は陰陽師である謎の転校生。次はタロットカード使いの美少女(実は男)。
そして、占星術師…という風に。
彼らの目的は明鈴の力を奪うこと。
そしてそれを命じている「あの方」という黒幕が存在する。
はたして、「あの方」と呼ばれる黒幕の正体、真の目的とは?
そして明鈴に秘められた力とは?
謎が謎を呼び、明鈴はDr.リンとして謎の敵と戦うことを余儀なくされるのでした。

 ってな感じでストーリーは進んでいくわけなのですが、
ここに至るまで実に21話費やしているのです。
つまり、Dr.リンが変身ヒロインとして本格的に始動するのは22話目から。
覚醒するのにどんだけ時間かけてんねん!って話ですよ。
かつて変身ヒロインまたはヒーローとして覚醒するのにここまで時間がかかった作品が
あっただろうか?

 しかも恐ろしいことに、これ以後戦いはますます激化し、
最終的には世界の存亡をかけた戦いにまで発展するんですね~。
凄いですね~怖いですね~。

 もうここまで来ると、当初のラブコメ路線はなんだったんだ?って思いますよ。
皆様も試しに、第3話くらいを観て、それから48話くらいを観て御覧なさいな。
ビックリしますから。
そのあまりのギャップに。
どこでどう間違ってこうなったんだ?と思うこと請け合いです。
機会があればぜひお試し下さいませ。 

 話がちょっとそれてしまいましたが、これ以外にも凄いところはあります。
それは、あからさまに意味ありげな伏線と思われるシーンが、
実は何の意味もなかったり、また何気ない他愛もないシーンが、
「ああ、あれはそういうことだったのか」と後になって伏線だったと分かるような
高度な演出がなされていたりして、この作品ならではの「超展開」なストーリーを
一層際立たせていることです。

 例えば、明鈴が初めてその秘められた力を解放した時のこと。
この時、まばゆい光が天へと昇り、それを明鈴の祖父である月餅じいちゃんは
遠くから険しい顔でこの光景を眺めていたのですが、
普通こういうシーンがあれば、「あっ、この爺さん何か知ってるな」
と思うじゃないですか。
ところが、実際はな~んも知らないのです。
こういうことってありえますか?
しかも、この月餅じいちゃんは、明鈴が悩んだり困ったりしている時に、
さりげなくアドバイスをしたりして影ながら明鈴を支えているんですよ。
こんな風に描かれたら、月餅じいちゃんは絶対に何か重要な秘密を握っている
キーパーソンだと誰しも思うじゃないですか。
なのに実際は何も知らないばかりか、挙句の果てには、
敵の正体と明鈴の力の秘密を調査するために中国に行ってしまうのです。

 もう、なんじゃいそりゃ。って感じですよ。
どういうフェイントだよ、と。

 かと思えば、とある人物が明鈴と飛鳥君に微笑みながらフェードアウトするシーンが
あるのですが、これは本当に他愛もないシーンですよ。
特段変な点も見当たらないし、普通に考えればまず伏線だとは思えないでしょう。
ところが、後々になって、この人物こそが………と分かった時に初めて、
「ああ、あのシーンはそういうことだったのか」と分かる程のほんの微細な伏線…。

 もう、なんじゃいそりゃ。って感じですよ。
細か過ぎるわ、と。
実際に、私自身もフェードアウトにちょっと違和感を覚えたくらいで、
これが伏線だとはその時夢にも思わなかったくらいですから。
おそらくアレが伏線だったと気付いていない方も多かったのではないでしょうか?

 このように、この作品は色んな意味で異彩を放っていたし、
超展開なストーリーはもちろんのこと、主人公の神崎明鈴役を当時ほぼ新人だった
千葉紗子が演じていたことなど、あらゆる点でネタが満載であり、
冒頭で述べたネタアニメと比べてもなんら遜色のないものであったと言えましょう。

 私も『ぴちぴちピッチ』が出てくるまでは、この作品こそ最強のネタアニメだと思って
いただけに、色々と思い入れもあります。
正直まだまだ語り足りないのですが、あまり長くなるのもアレなんで、
今回はこの辺でお開きにしたいと思います。

 もっとも、次があるかどうかは分からないし、そもそも同じ作品に対して2度も感想を
書くことはないだろうと思うのですが、とあるキャラについて個別に感想を書こうかなあ
等と考えています。

 しかしながら、周知の通り、このコーナーは「しりとり形式」で感想を書いているので、
それがいつになるのかは全く分かりません。

 そういうわけで、「や」で終わるモノの感想が早く回ってきたらイイナ!
と思う今日この頃です。

  ※ そうです、私が感想を書こうと思ってるキャラは「や」がつくあの………です。

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