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2007年7月15日 (日)

間違った日本語の使用に反逆

 いつの世も、言葉の乱れというものは問題視されるものであり、
例えば、結構昔の話になりますが、「チョベリバ」とか「チョベリグ」のように、
短縮された言葉程、叩かれやすい傾向にあるように思えます。
 しかも、それが英語ならばなおさらのこと。
頭の固い年輩の方々は、「最近の若者の言葉遣いはなっとらん!」と
お怒りになるわけなのですが、これに関する私の認識は、例によって
 ええやんけ!
に集約されることは言うまでもありません。

 そもそも、「言葉」なんてものは時の流れと共に変わっていくものなんです。
それは、中学・高校で習う「古文」を読めば一目瞭然であり、
また、「言葉」と言うものは短縮される傾向にもあるんですね。
 例えば、別れ際に言う「さようなら」という言葉も、
元々は「さようならば~なんたらかんたら~」と、凄く長かったんですが、
それが短縮され尽くして「さようなら」に落ち着いたわけで、
このように、なんだかんだ言って、「言葉」というものは変化していくのが「当たり前」
なんですよ。

 ゆえに、先程述べたように、「日本語が乱れてる」とか、
「言葉遣いがなっとらん」とか、眠たいこと言ってる人達には、
おめーが単に世の中の動きに着いてこれないだけだ狼牙!
もっとあらゆる所にアンテナ張り巡らせろや!
「~みたいな~」と、語尾を「みたいな~」で締める言い方の本家はオレだ!

 と、最後のはほとんど関係なく、ついでで言ったまでですが、
ともかく、怒りを覚えるので、もうちょっと柔軟な思考が出来るようになって欲しいと
切実に願う次第でございます。

 え~前置きが長くなりましたが、このような状況の中、
一方で、間違った意味合いで使用されている日本語というのも、
実はたくさんあるんですね。
 私が許せないのは実はこっちの方であり、先程も述べたように、
「言葉遣いがなっとらん」とか偉そうにのたまう人も、「汚名挽回」とか言ってみたり、
そういう風な「間違った日本語」というものを多用してたりするんですね。
 もっとも、私もそんなに他人のことを言えたものではありませんが、
それでもやはり、間違いは正していかなければならないと思うわけでして、
今回は私が知り得た、「普段何気に使われてるけど、実はその使い方間違ってるよ」
的な日本語を紹介していきたいと思います。

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 【間違った意味で使用されてるっぽい日本語集】

1.【爆笑】
 何気によく使われていますが、実は多くの人は勘違いして使ってるんですよね。
 と言うのも、そもそも「爆笑」という意味は、「大勢の人がどっと笑うこと」
 なんですよ。
 つまり、1人だけの場合は、どれだけ笑おうが「爆笑」にはなり得ないわけなんです。
 私もこの驚愕の事実を知ったのは、1年程前のことであり、それまでは普通に
 「爆笑した」とか言ってました。
  しかし、それ以来というもの、私は「爆笑」という言葉をほとんど使っていません。
 ただ、この「爆笑」という言葉、間違った使用法のままであまりに浸透してしまった為、
 これに変わる言葉というのがないんですよね。
 今まで普通に「爆笑した」と言ってたのを、じゃあどう言えば良いんだ?
 となると、これが非常に難しく、「大笑いした」とかだと、イマイチ締まらないのも事実
 であり、「爆笑」の1人ヴァージョンである新しい言葉の創設が急務だと思われます。
 まあ、私の場合、「激笑」とか言っておりますが。

2.【煮詰まる】
 これもよく間違ってる人がいますね。
 私もそうでしたし、『テニスの王子様』でおなじみの、かの許斐先生ですらそうでした。
 なんと言っても、読者の「煮詰まった時の気分転換の方法は?」という問いに、
 「煮詰まっているようではプロになれません。煮詰まるな!と答えたのは、
 今や有名な話であり、早くも伝説と化している程です。
  しかし………。
 この「煮詰まる」という意味………。
 実は「十分に議論・相談などをして、結論が出る状態になる」という意味なんですね。
 なんとなく、考えがまとまらず行き詰ったようなイメージを抱きますが、
 全くの逆なんです。
  まあ、聡明なる許斐先生のことだから、決して間違ったのではなく、
 ギャグで言った……と、好意的に考えたいところなのですが、
 そもそも、許斐先生というお方は天然であらせられるので、多分違うなあと思いつつ、
 ジャンプ編集部の不手際ということで結論づけたいと思います。

3.【進化】
 私、これが一番許せないんですよ。
 なんですか?進化って?
 
  【進化】
 長大な年月の間に次第に変化して現生の複雑で多様な生物が生じた、
 という考えに基づく歴史的変化の過程。
 種類の多様化と、環境への適応による形態・機能・行動などの変化がみられる。

  つまり、「進化」と言うものは、生物が生きていく上で、環境に適応した形態へと
 変化していくことを指すんですよ。
 もっとも、最近ではそれは「生物」のみならず「社会進化論」と言うように、
 社会、はたまた全宇宙、全物質に対しても使用されるようになってきてますが、
 少なくとも人間に関しては、大昔ならいざ知らず、現在の科学技術では環境の方を
 人間に合わせることが可能となってますので、今後人間が進化するようなことは
 あり得ないと言うのが通説となっています。

  ゆえに!断じてスポーツ選手が「進化」したりするようなことはありません!
 それなのに、なんなんでしょう、最近のスポーツ報道は。
 進化した○○選手の~だとか、△△選手の進化したお姿をご覧下さいだの、
 進化なんかしねーっつーの!!
 しかもあろうことか、漫画とかでも普通に使われてるんですね。
 例えば、進化したハチロクとか……。
 なんですか?進化したハチロクって?
 それに、最近では『スーパージャンプ』で連載中の『きららの仕事』でも、
 寿司職人に対してだけでなく、寿司自体にも「進化」とか言ってるんですよ。
 もう、なんじゃいそりゃ。って感じですよ。
  一体いつ頃から「進化」という言葉が、このように間違った用法で使われるように
 なったのでしょうか?

  思うに、これはかの許斐先生が発端ではないでしょうか?
 と言うのも、今回の「進化」についての批判は、今回が初めてではなく、
 以前にも同じような指摘を一度してるんですね。
  そう、ジャンプ感想における『テニスの王子様』の感想の中で。
 あれは忘れもしない。菊丸が初めて分身した時のこと。
 この時、竜崎先生は「進化しおった」とか言ったんですよ。
 それで私は今回のような「進化」という言葉はそういう風に使いませんよと、
 感想の中でコメントしていたのですが……。

  しかし、それが今や漫画だけではなく、マスコミの間でも多用されるようになるとは。
 そして、その原因の発端となった(かもしれない)許斐先生………
 ほんなこつ恐ろしか男ばい、と思わずにはいられません。

 とまあそういうわけで、長々となりましたが、要は「進化」「進化」言うな!
と言いたかっただけのことなんですね。実は。
 ただ、今回述べたように、間違った意味で使われてる「言葉」がまだまだたくさん
あるのも事実なので、そこは気付いた者同士が互いに指摘し、正していきましょう。
 ということで、締めくくらせていただきます。

 ああ、あと最後に一言だけ。
くどいようですけど、「~みたいな~」という言い方を最初に考え、実践したのは
この私ですからね!
その辺のこと、ゆめゆめお忘れなきよう、お願い申し上げます。

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コメント

なるほど。勉強になりました。

【役不足】とかも間違った使われ方をよく見かけますよね。

あと、よく聞くのが【全然】は【〜ない】のような否定を伴う言葉なので、『全然平気』とか『全然イイ』みたいな用法は間違っていると。

でも、古くは【全然】は肯定で使われていたとか。

だから同様に、【爆笑】や【進化】のような、“邪道”な使い方が、いつの日か“本道”を乗っ取るのかもしれません。

『用法多数派が正統になったってイイじゃないですか。』みたいな。

投稿: 博多山笠 | 2007年7月15日 (日) 12時14分

言ってる意味がわからん。
乱れてるってのは間違ってるのと同じだろ。
主張が首尾一貫してない。
漏れは間違ってたって良いと思う。
まあ間違ってることを知っていた方が良いとは思うけど…
どっちでもいいっていや良いし。

徹底して正しいと、多分日本語として通じませんよ?
通じりゃ良いんだよ。間違ってたって。
「ドクセンジョウ」とか言ったって「ハァ?」だろ?

投稿: xtc | 2007年7月15日 (日) 22時25分

訂正。
×まあ間違ってることを知っていた方が良いとは思うけど…どっちでもいいっていや良いし。
○間違ってることを知っていた方がかっこいいとは思うけど。それだけだし。

投稿: xtc | 2007年7月15日 (日) 22時36分

>【爆笑】や【進化】のような、“邪道”な使い方が、いつの日か“本道”を乗っ取るのかもしれません。
>『用法多数派が正統になったってイイじゃないですか。』みたいな。

 そこです!
私が一番恐れているのはそこなんですよ。
みんながみんな間違った用法で使用したが為に、本当の正しい意味を知ってる少数派の人が駆逐され、馬鹿を見るようなことになってしまうのが我慢ならないんですよ。
 ゆえに、言葉がどれだけ変化しようとも全然構いませんが、その意味が変わってしまうことは許せないんですね。
 間違っていてもみんながそのように使ってるなら、それでいいじゃないかとか言い出したら、それこそ「赤信号みんなで渡れば怖くない」の論理になってしまうので、やはり間違いは間違いとして正していくべきだと私は思います。

投稿: J影虎 | 2007年7月15日 (日) 23時17分

ふーん。
じゃあさ、
「独壇場」(ドクダンジョウ)はホントは「独擅場」(ドクセンジョウ)だし、
「おやすみなさい」ってホントは間違ってるよ。
これから寝る人が「おやすみなさい」なんて命令形で言うのはおかしい。
「お先に休ませて頂きます」くらいが正しいと思われますが?

俺はそんなンどーだって良いと思うね。
通じれば良いんだよ。言語なんてさ。
正しい意味を知っていた方がカッコはつくとは思うけど、
そんなに意味があるとは思えない。

もし誤用していた人でも、どうしても正しい言い方が必要なら勉強するだろうし。その程度だよ。

それよりも言語の無限の自由さを制限して、言語統制するような考え方はどうかと思うね。
「ドクセンジョウ」じゃあ通じないよ。言葉は「通じる」方が大事。

投稿: xtc | 2007年7月15日 (日) 23時33分

歴史は繰り返しますからね・・・語源が置いてきぼりな言葉もよくありますし。意味、用法が変わるのは仕方ないのかも。
だからXTCさんの主張も、一理あると思います。全面的に賛成は出来ませんけど。
あと、J影虎さんの言うところの「乱れている」と「間違っている」は別だと思いますよ。

ちなみにXTCよりスクイーズの方が好みです。

投稿: | 2007年7月15日 (日) 23時44分

芸が浅いなぁ、と。
「今はこう読むのだからそれに取り残されてるだけだろ」とか言う人は、言葉の由来を捨ててる。

例えば、「稲の夫<いなづま>」(「つ」は「の」の意味)から、「稲妻」になったと、コメが実る時期との関連があってそういう言葉があると。

そこを捨ててただの落雷にしてしまったんじゃあ、想起される感情が違う。情報量が少ない。

投稿: | 2007年7月16日 (月) 14時34分

中々よく解ってらっしゃる

投稿: 弾丸 | 2009年2月 3日 (火) 14時58分

弾丸殿、お褒めの言葉、痛み入ります。
しかし、未だに「爆笑」とか「煮詰まる」とか間違った意味で使っている人も多いですからね~。
そういうことが解った上で「よく解ってらっしゃる」とおっしゃる弾丸さんも凄いと思いますよ。

投稿: J影虎 | 2009年2月 6日 (金) 23時07分

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