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2008年7月 5日 (土)

タクティクスオウガのヴァイスの運命について

 タクティクスオウガのヴァイスの運命について
 (私見では、彼は反逆児だったと思われる)。 - Jonyさんからのリクエストより -


リクエスト回答第一弾です。
えーと、これはタクティクスオウガ大好きっ子のJonyさんからのリクエストですね。
私もタクティクスオウガは大好きでしてねえ、一度は本気で語らねば!
と、常々思ってはいたのですが、肝心の感想リレーの方が一向に「た」で終わる気配
が全然なくて、今の今までズルズルと先延ばしになってたわけです。

 とまあ、そんなウチの台所事情なんざどーでもいいとしてですね、
今回取り上げるのは、ヴァイス君。
主人公のデニム君の親友というポジションにいながら、
ある時を境に、本性をぶっちゃけ、反旗を翻し、そしてルートによっては人知れず
壮絶な最後を遂げる  ← ※ ネタバレです)という、あのヴァイス君ですね。

 うん、確かに彼の生き様を見るに、彼は一見反逆児に思えるかもしれない。
しかし、結論から言うと、彼は決して反逆児ではないんですね。
まあ、カオスルート限定ならば「反逆児」と言っても差し支えないのかもしれません。
 ところが、ロウルートの彼はどうだったでしょうか?
カオスルートの外道、鬼畜っぷりからは想像もつかないほど、
良い子ちゃんだっだですよね~、かっこ良かったですよね~。
なんで、ルートによってここまで人が変わるんだ?
ってくらいの変わり様でしたよね~。
すごいですね~怖いですね~。

 とまあ、そんなわけでですね、私は彼についてはこう思ったわけですよ。

おまえ、ただ単にデニムのやることに反対したいだけだろ!!

と。

 デニムが虐殺に反対したら、虐殺を選び、
反対にデニムが虐殺を選択すれば、今度は反対する。
このことからも、彼は反逆児ではなく、あまのじゃくと言った方が適切だと思われます。
マルティム風に言うならば、「反逆児の皮を被ったあまのじゃく」と言った所でしょうか。
まあ、昔から「反逆児とあまのじゃくは紙一重」とよく言われるように、
この両者は似て非なるもの…全くの別物なのです。
反逆児たるもの、なんでもかんでも、「賛成の反対!!」と反対すれば良いというもの
ではなく、例え誰がなんと言おうとも、自分がこうだと思ったなら、それを貫き通す
我侭なまでの断固たる意志が何よりも不可欠なのです。

 ゆえに、デニムが虐殺に反対したからと言って、「じゃあ虐殺しよう」だとか、
逆に、デニムが「よし、虐殺しよう」と言ったから、「そんなことはさせないぞー」とか
デニムによってコロコロと意見を変えるヴァイスは反逆児ではないのです。

 さて、最後に彼の運命についてちょっと言及しましょう。
まあ、ロウルートはともかくとして、カオスルートの彼の末路はちょっと哀れ過ぎますね。
だって人知れず、処刑されているんですから。 ← ※ ネタバレです
しかもこれはですよ、ウォーレンレポートを見ないと分からないでしょ。
曲がりなりにもレギュラーキャラであったはずの彼が、ここまで落ちぶれるなんて
普通ではちょっと考えられないですよね。

 ああいうケースの場合、普通ならば、タイマン勝負でもやって雌雄を決するとか、
デニムが敵の手に落ちそうになったヴァイスを救い、ヴァイスは改心するものの、
直後に敵の手によってデニムの目の前で殺されるとか、
なんやらかんやらでヴァイスが改心してデニムを救おうとして命を落とすとか、
こういった定石と言うか定番と言うかお約束と言うか、まあ、そんなありふれた展開に
落ち着くものなのに、知らない間にいつの間にか処刑されてた ← ※ ネタバレです
って言うのも、改めて考えたら、ある意味すごいですよね。

 もっとも、そんなヴァイスの本性にそれまで全く気付けなかったデニムの
すっとこどっこい振りもかなりすごいと思えますが………。

 まっ、そんなわけで、長々と語りましたが、こうして振り返ってみると、
ロウルートやカオスルートというのは単にヴァイスの属性を表してるだけなんじゃ?
とも思えて、なんとも不思議な感じがする今日この頃です。

    ※ ニュートラルルートはよく覚えていませんのであしからず。

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コメント

実は最近、またオウガの話をよくするようになり、しかもその相手が韓国人なのです。
彼は中学生の頃に、セガサターンで移植オウガ(声付き)をプレイしていたとのこと。
ボクも小6から中学の間にプレイしており、おそらく人生で一番影響を受けたのが、このゲームなのです。


で、あれですね。
ヴァイスは、ただのバカですよね。
Lルートでは大活躍するのに、CとNでは、小物も小物。

でも、ボクは彼が大好きなんです。
デニムがジャンヌダルクよろしく、神(プレイヤー)に選ばれた無敗の戦士ならば、ヴァイスはその世界で生き抜かんとする正真正銘の人間なんです。
このゲームの世界観は、とても現実性がある一方、デニムがイコール・プレイヤー(何故かFFよりもDQ的な主人公に感じる)であるが故に、綺麗事がまかり通る。つまり共感というプレイヤーの支持により、綺麗事が最強になっている。

ヴァイスの生き方は、綺麗事じゃなかった。
彼はみすぼらしく生き、そして死んだのです。主人公の仲間だから劇的な活躍の場が用意されているということはなかった。ヴァイスだけじゃない、皆が皆、等身大で頑張っていたんです。

だからヴァイスは、デニムに対して、「お前ばかり!(たしかこんな台詞があった)」と怒っていた。何よりもデニムの一番近くにいて、デニムを一番理解している存在だったから。
メタフィクションとして捉えれば、ヴァイスはプレイヤーに対して怒っていたのです。


ちなみに韓国人とは、こんな話はしていません。
英語で話せるのは、「あのゲームは一番面白い」程度。

投稿: jony | 2008年7月 5日 (土) 23時13分

デニムとヴァイスの関係で言うなら、ロウルートが良かったですね。

デニム:「綺麗事だけではやっていけない。誰かが手を汚さなければならないんだ!」

ヴァイス:「デニム、おまえは逃げているだけだ」

みたいなやり取りが好きでしたね。
ヴァイスもそうだけど、デニムも変わりすぎ(笑)。

 対してカオスルートのヴァイスときたら……。
カチュアでさえ(一応)ボスキャラとして出てきたというのに……。
暗黒騎士団の誰かを倒してその地位に着く
くらいのことはして欲しかったですね。

投稿: J影虎 | 2008年7月 6日 (日) 09時43分

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