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2008年7月26日 (土)

適当にピックアップしたキャラから最強を決めよう 番外編 心宿VS赤飛虎2

              心宿 VS 赤飛虎 前回までのあらすじ

心宿と赤飛虎の戦いがついに始まった。
猛攻をかける赤飛虎に対し、防戦一方の心宿。
だが、互いに決め手を欠いたまま、勝負は格闘戦へとなる。
一進一退の攻防を続ける両者。
だが、心宿は激しい攻防の中、ある違和感を覚える。
そして、心宿がその違和感の正体に気付いた時、同時に赤飛虎の秘術も発動した
のであった。

 【登場人物紹介】

『ふしぎ遊戯』 陣営

 心宿(なかご)
青龍七星士の1人。リーダー格で最強の実力者。性格はドS。
気功術と念動力を得意とする。

 房宿(そい)
青龍七星士の1人で紅一点。
雷を操り、房中術が得意。
心宿に想いを寄せている。

 角宿(すぼし)
青龍七星士の1人。
流星錘(りゅうせいすい)という武器を駆使する。
心宿曰く、青龍七星士の中で一番の未熟者。

 氐宿(とも)
青龍七星士の1人。
異空間(幻覚)に他者を閉じ込める能力を持ち、鞭も扱う。
派手な隈取りの化粧をしており、男性だが心宿を慕っている。

 箕宿(みぼし)
青龍七星士の1人。
何年も昔から他人の体に憑依しながら魂だけで生き続けてきた存在。
現在は大寺院の法王をしているが、外見は赤子である。
あらゆる邪法に精通し、自らもそれを駆使する。

 尾宿 (あしたれ)
青龍七星士の1人。
一言で説明すれば、人狼。
それゆえ、知性は乏しく、人とのコミュニケーションにも難アリ?
当然、ここでのお話でも空気扱いです。

 『龍狼伝』 陣営

 赤飛虎(せきひこ)
仲達の部下の中でも武神と呼ばれる最強の5人、「五虎神」の1人。
暗示によって人の心を操るのが得意だが、暗示によって己の潜在能力を引き出す
ことも出来る。

房宿:心宿!!
角宿:心宿!どうしちまったんだ!
房宿と角宿の悲痛な叫びが辺り一面に響き渡る。
だが、その叫びに心宿が応えることはなかった。
箕宿(みぼし):むう……。あれはもしや……。
角宿:知っているのか!箕宿!
角宿はすかさず問いかけた。
しかし、箕宿は苦々しく顔をしかめたまま何も応えない。
房宿:箕宿!何か知ってるのなら教えて!
角宿:そうだ。ここで悩んでいても仕方ねえじゃねえか。何か心当たりがあるなら言ってみろよ。
角宿と房宿は真剣な眼差しで箕宿をじっと見つめた。
箕宿は依然として苦々しく顔をしかめ沈黙を保っていたが、2人の熱意に負けたのか、やがてゆっくりと口を開いた。
箕宿:「わしも実際に観るのは初めてゆえ、確証はもてんが……。もし…もし、わしの考えが正しければ……」
房宿:正しければ……?
箕宿:「おそらく赤飛虎が心宿様にかけたのは「回顧忘我の術」」
か、回顧忘我の術?
房宿と角宿がまったく同時に驚いた声を上げる。
箕宿:「うむ。人は誰しも幸福だった頃に戻りたいという願望がある。「回顧忘我の術」とは、その感情を増徴させて、幸福だった過去の記憶に精神を留めるというもの……。」
房宿:過去の記憶………?
箕宿はゆっくりとうなずいた。
箕宿:おそらく、心宿様の精神は今、過去の記憶の中にとらわれていることであろう。
房宿:そんな………。
角宿:嘘だろう。そんなことってあるのかよ!

赤飛虎:あるわよ。
突然、赤飛虎が青龍七星士の会話に口を挟んできた。
3人の敵意に満ちた視線が赤飛虎に集まる。
赤飛虎:中々博識な奴がいるみたいじゃないか。そこの坊やの言うとおり、私がこの男にかけたのは「回顧忘我の術」に他ならない。
赤飛虎の言葉で3人の間に緊張が走る。
箕宿:やはりそうか……。しかし、にわかには信じられん。いくら赤飛虎の暗示が強力とは言え、並の人間ならばともかく、心宿様ほどの強者が戦闘中にむざむざと術中にはまるとは………。これには何かからくりがあるな?
箕宿はさも誘導尋問をするかのごとく、威圧的な目で赤飛虎を睨み付けた。

赤飛虎:フフフ。さすがね坊や。
赤飛虎はそう言うと、不敵な笑みを浮かべた。
赤飛虎:そうよ。私がなぜ剣を捨て、あえて体術による接近戦に持ち込んだと思う?
赤飛虎の突然の問いにも、3人は沈黙を保ったままだった。
赤飛虎:体につけたけしの実の粉末を吸わせるためよ。
箕宿:む!けしの実…。そうか、けしの実は催眠効果を誘発する。それを体にまぶしておけば、あれだけの動きだ……心宿様が否応無く吸わされることになったのも無理はないということか……。
赤飛虎:もっとも、あなたはちゃんとそのことに気付いたみたいだけど、私の行動に疑問を持った分、ほんのちょっとだけ気付くのが遅かったみたいね。
赤飛虎はくるりときびすを返し、再び心宿の前に立ったかと思うと、いたずらっぽく笑った。
赤飛虎:でももう……。あなたには私の声も遠くなって聞こえないでしょうけどね。
あなたはもう私の「回顧忘我の術」にかかってしまったのだから!
赤飛虎はそう言うと高らかに笑った。

房宿:なんてこと……。
角宿:おいおい、どうにかなんないのかよー!
箕宿:わしもこれまであらゆる邪法を見てきたが………。わしの記憶が確かならば、この術が破れた前例はない。ましてや自力で破った者など皆無だ。
落胆する房宿と角宿に追い討ちをかけるかのように、箕宿は残酷な真実を語った。
あの圧倒的な強さを誇っていた心宿が、敵の術中にはまり無力化される。
その現実を誰もが信じられなかった…いや、認めたくなかったと言った方が正しいのかもしれない。
それほどまでに、心宿の求心力は青龍七星士達にとって絶大なものだったのだ。
だが、青龍七星士は今、その心宿を亢宿(あみぼし)に続き失おうとしている……
青龍七星士にとって最初にして最後となるかもしれない未曾有の危機に、誰もが絶望するしかなかった………唯1人を除いて……

房宿:赤飛虎!
突然、房宿が怒声をあげた。
だが、赤飛虎はなんら怯むことすらなく、
赤飛虎:なんだい?おっかない顔をして。
半ばおどけたように応える。
房宿:心宿を……心宿をどうするつもりだ?
房宿にとってその質問はあるいは避けたかったのかもしれない。
言葉の節々にためらいと恐れが入り混じっていることは明白だったからだ。
だが、聞かずにはいられない。知らずにはいられない。
これから心宿はどうなってしまうのか?赤飛虎は何をするつもりなのか?
だが、敗者の辿る末路などそう多くはない。
いや、むしろ決まりきっていると言ってもいいだろう。
それはこれまでの幾多の戦いの中で、自身らか敗者に対して行った仕打ちを考えれば明白であったし、それは誰からも咎められることもないことであったからだ。
そう、答など聞くまでもないこと……

そしてその聞くまでのない答を、赤飛虎はあっけらかんと、さも当然のことであるかのごとく言い放った。
赤飛虎:もちろん殺すのさ。
その一言に青龍七星士の間に戦慄が走る。
赤飛虎:もうそろそろ頃合だろうからね。
頃合?
赤飛虎:今や心宿は過去の世の住人となり、さぞかし幸福だった時につつまれていることでしょうね……。だが、そこで その至福の中にいる人間の命を絶つ!
人の幸不幸を自由に弄ぶこの快楽っ、いったい誰に味わえるかしらっ!!
赤飛虎は勝ち誇ったように笑った。

角宿:な…なんて奴だ!
房宿:くっ…この外道め!(しかし、これって誰かに似てる……)
箕宿:(やっかいなことになりおった…。しかし…今ならば心宿の体を乗っ取ることも出来るのではあるまいか…いや…しかし…)
3人は赤飛虎の狂気に戦慄を覚えずにはいられなかった。
と同時に箕宿は、その狂気にあてられたのか、よからぬことを考え始めた。
と、その時。

氐宿:最低ですね。
唐突に、それまで沈黙を保っていた氐宿が口を開いた。
氐宿?
他の七星士もこれには驚いたのか、房宿は素っ頓狂な声をあげ氐宿を見た。
だが、氐宿は仲間の反応には目もくれず、
氐宿:人の心を弄び、その命すら我が物にしようとは。赤飛虎、あなたは戦士の風上にもおけない人ですね。
軽蔑するかのように冷たく言い放った。

そんな氐宿の言葉に赤飛虎よりも味方の七星士の面々の方がいち早くに反応する。
角宿:(おまえが言うな)
房宿:(あんたが言うな)
箕宿:(よくもまあ、ぬけぬけと…お主の能力も似たようなものだろうに)

だが、ジト目で氐宿を見る七星士達の思いなど、赤飛虎は知る由も無く、
赤飛虎:あははは。最低?戦士の風上?まさかそんなことを戦場で聞くことになるなんてね~。まさか青龍七星士の中に、あの龍の子みたく、そんな甘いことを言う奴がいるなんて夢にも思っていなかったわ。
そう言うと赤飛虎はさらに笑い続けた。

そんな赤飛虎の態度に、
角宿:なんだと!オレ達を甘く見てんじゃねーぞ!
角宿だけは自分達がバカにされたことに怒りを示したが、他の2人は依然として冷めたまま沈黙を保っていた。少なくとも表向きは。
房宿:(違う!龍の子ってのが誰なのかは知らないけど、こいつはそんな奴じゃない)
角宿:(赤飛虎も案外見る目がないのう。見た目からしてふざけた奴じゃろうに)

だが、氐宿はそんな周囲の不穏な気配を感じたのか、その口撃の対象は、今度は味方へと向かっていった。

氐宿:あなた達もあなた達です。これしきのことで動揺して。私は同じ青龍七星士として恥ずかしいですよ。
氐宿の思いもよらぬ言葉に、3人の顔はみるみると紅潮し、
角宿:なに言ってんだ!この一大事な時に落ち着いていられるわけないだろ!
房宿:そうよ!あんた今の状況分かってんの?今まで寝てたんじゃないの?
箕宿:2人の言う通りだ。さっきもわしが言ったように、ああなってしまっては心宿様とは言え、もうどうにもならん。
一気に氐宿を責め立てた。

その様子を赤飛虎はさも楽しげに傍観している。

だが、氐宿は3人の反論にもまったく怯むことなく、ため息混じりにつぶやいた。
氐宿:やはり分かっていませんね。あの心宿がこんなことで負けると思いますか?
氐宿の眼差しは真剣そのものであった。
その容姿、立ち振る舞いは十分すぎるほどふざけたものであるが、彼が時折見せるその真剣な眼差し……それだけは信頼に足るものであることを、他の七星士達はこれまでの戦いの中で知っている。
3人は押し黙るしか他なかった。

赤飛虎:聞き捨てならないね。あたしの術をこれしき呼ばわりなんて。
しかし、赤飛虎は当然黙っていられるはずもない。
赤飛虎:だいたい、こんな状態からどうやってこの男が私に勝つって言うのさ?
その表情には先程の余裕も若干薄れ、苛立ちが表れ始めていた。

氐宿:そんなこと考えるだけ無駄です。なぜなら、この勝負であなたは負けるのですから。

衝撃の一言が氐宿の口から飛び出した。
その意外な言葉に、誰もが驚きを隠せず、言葉一つ発せられない。
永遠とも思える一瞬の静寂が辺りを包み込んでいた。
だが、その静寂を破ったのはやはり赤飛虎であった。

赤飛虎:あはははは。面白い!面白いよ。さすが芸人さん。今までで一番面白い冗談だったよ。
赤飛虎はなおも笑い続けた。

氐宿:今の内に笑ってなさい。その笑いもやがては恐怖で引きつり、醜く歪むことになるのですから。クカカカカ。
そう言って氐宿は負けじと(…という訳でもないかもしれないが)、笑い返した。

これにはさすがの赤飛虎ももはや黙ってはいられなかった。
赤飛虎:一々頭にくる奴だねえ!なんだったらあんたを今すぐ殺してやってもいいんだよ!
赤飛虎は物凄い殺気を放ちながら凄んだ。

だが、氐宿はそんな赤飛虎を見ても微動だにすることもなく、
氐宿:1つ教えて差し上げましょう。
軽くいなす。

氐宿:この心宿に限って、幸福だった過去なんてものはありません!
氐宿はきっぱりとそう言い切った。
その言葉に、房宿の表情は暗く曇る。
氐宿:第一、あなたは心宿のことを何も分かっていない。だが、それゆえに、あなたは敗北するのです。
氐宿のその意外な一言に、角宿も箕宿も、そして今度は房宿も、赤飛虎すらも衝撃を受けずにはいられなかった。

だが、程なくして赤飛虎は先程までの余裕を取り戻したのか、
赤飛虎:へえ、そいつはすごいね。もし、それが本当だとしたら、さすがの私もお手上げだわ。
カラカラと笑った。
赤飛虎:でも、そこまで言われると、この男の過去とやらにも興味がわいたわ。あんたが言うこの男の過去って奴を見てやろうじゃないの。
氐宿:ご自由に。後悔しても知りませんけどね。
氐宿はそう言うと、クカカカカと笑った。
赤飛虎:フン。世迷言を。
赤飛虎は吐き捨てるように言うと、心宿の左肩に手を当てると意識を集中し出した。

途端、赤飛虎の脳裏に心宿の過去の記憶が津波のように押し寄せて来る。
赤飛虎:な…なによ、これ?
気がつくと、そこは辺り一面火の海だった。
それも、見渡す限り累々たる屍の山。
どこもかしこも兵士の死体だらけで、それらが1つ残らず焼き尽くされていた。
皮膚、髪、肉、骨、衣服、甲冑、武器、その場にあるありとあらゆるものが焼け焦げ、異臭を放ち、かろうしで生きている者ももはや助かる術はなく、阿鼻叫喚と断末魔の叫び声をあげ、逃げ惑う者も例外なくすべからく、蒼い稲光に射抜かれ屍の山を築き上げていく……
まさに地獄絵図とはこのことであった。
赤飛虎はただ呆然とするしかなかった。
赤飛虎:な、なんのよ、これ?
理解の範疇を到底超えている。
一体、過去の心宿の身に何が起こったのか?
吹きすさぶ熱風の中、よく目を凝らしてみると、それはいた!
爆炎の中心に、まだ子供であろうか。
いや、それを人間の子供と言って良いのか分からないが、ともかく子供のようなものが、まるで何事もなかったかのように佇んでいる。
その子供のようなものは美しい金色の髪をしており、目は蒼色に光っていた。
異様な光景であったが、さらに異様なのは、彼の額。
そこに「心」の一文字が燦然と蒼く輝いていたのである。
赤飛虎:なっ………
赤飛虎は絶句した。
それが突然こちらに向かってゆっくりと歩き始めたからだ。
赤飛虎:まっ、まさか…私に気付いているって言うの?
それはあり得ないことであった。
そもそも、赤飛虎がいる場所は心宿の過去の記憶の世界。
赤飛虎はそれを術の力で覗き見しているに過ぎない。
ゆえに、目の前の子供らしきものも心宿の記憶の中の産物でしかない。
それが襲い掛かってくることなどあるはずも無い。
それは赤飛虎も十分に分かっていた。
にも関わらず………。
赤飛虎:なんだ…この感覚は…震えが…止まらない……
まさかこれが……青龍七星士 心宿の真の姿とでも言うのか……

角宿:一体どうしちまったって言うんだ、赤飛虎の奴。急に動かなくなったと思ったら、いきなり苦しみだぞ。顔も真っ青になってるし、どうなってんだ、こりゃ?
角宿は誰にともなく独りごちた。
氐宿はそんな角宿に応えることもなく、
氐宿:フッ、だからあれほど言ったのに……
と、さも当然の結果と言わんばかりに不敵な笑みを見せた。

赤飛虎:ハァハァ……。
現実世界に戻った赤飛虎は、乱れた息を整えつつ、目の前にいる心宿を憎憎しげに一瞥した。
だが、心宿は先程からまったく変わらぬ、膝を突いた姿勢のままピクリとも動かない。
赤飛虎:は……はは……。なんだ。やっぱり…術は効いてるじゃないのよ。
赤飛虎は安堵の息を漏らした。
赤飛虎:でも……。こいつは危険な存在だわ。放っておけば近い将来、必ず仲達様の障害となる。今の内に殺しておかなければ。
赤飛虎は自らが投げ捨てた刀剣を拾い上げると、ゆっくりと心宿に近づいていった。

房宿:心宿!
房宿が悲痛な叫び声をあげる。
だが、それでも心宿が動くことはなかった。
角宿:おいおい、これは本当にまずいぞ。
箕宿:むう~。万事休すか。

だが、3人が狼狽している中、氐宿だけは依然として余裕の表情を保っていた。
赤飛虎はふと、そんな氐宿の表情を見て、
赤飛虎:どうやらあんたの予想は外れたみたいだね。
と、嫌味っぽく笑った。

対して、氐宿は憮然とした態度で、
氐宿:私なんかに声をかけている暇があったら、自分の心配でもなさったらどうですか?
クカカカカと笑った。
赤飛虎:こいつ、この期に及んでまだそんな減らず口を……。
赤飛虎の表情に怒りの色がにじみ出る。
が、氐宿はそんなことはまったく意に介さず、
氐宿:いつまで寝ているのです?心宿。あなたにとって幸福がなんなのか?ということは私には知る由もありません。しかし、あなたがいるべき場所は、今を生きているこの時にしかないはずです。さっさと目覚めなさい。
心宿に呼びかけた。

その氐宿の思いもよらぬ心宿への呼びかけに、一同は驚きを隠せずにはいられなかった。
角宿:こいつ何を言って……
房宿:氐宿……あんた……
箕宿:槍でも降らねばいいが……

赤飛虎:ハッ。何を言い出すかと思えば。そんな安っぽい友情ごっこならあの世でしな。
こいつを殺したら、あんたらも同じように送ってやるからさぁ!!
赤飛虎はそう言うと、今まさに心宿の首を斬らんと、刀剣を大きく振りかぶった。
七星士達に緊張が走る!
だがその時!驚くべきことが起こった。

勝手に人の過去を覗くな。
聞き覚えのある低い声と共に、赤飛虎の左手が掴まれたのだ。
赤飛虎:ひっ……
思わず、情けない怯んだ声を上げる赤飛虎。
だが、赤飛虎が怯んだのは何も心宿が目覚めたことだけではなかった。
心宿の額には「心」の一文字が浮かび、燦然と蒼い光を放っていたのだ。
赤飛虎:こっ…これは…あの炎の中にいた子供………?
まっ…まさか…おまえは本当に地獄から来た鬼神だとでも…言うのか?
心宿:フッ。神と崇めるのは構わんが、鬼呼ばわりはやめてくれないか。
それは私の倒すべき敵の1人なのだからな。
そう言うと、心宿はいつものように氷のような冷たい笑みを見せた。
額に浮かぶ「心」の文字とは対照的に、それはまるで心を持たない悪魔のような微笑であった。

                        つづく

 心宿の猛反撃の前に、赤飛虎は打つ手があるのか?
 次回(こそ)、ついに決着!
 衝撃のフィナーレを見逃すな!!

 【おまけのあとがき】
最初は割とスラスラと書けていたのに、次第にペースは落ち、
なんだかんだで当初の予定よりも長くなる……それがJ影虎クオリティー。
ってなわけで、今回の第二弾。改めて自分でも読んでみたんですが、
みんなくっちゃべってばっかだな~と(笑)。
最初は箕宿が尾宿と同じくらいに「空気」だったんで、
それなら解説役でもやらせてみるかと思ったのが、
そもそもの間違いだったのか、今回こんなに長ったらしくなったわけです。
しかも、まだ続くし……。
 まあ、そんなわけで、次回こそは完結させられればイイナ!
と思う次第ですので、もう少しお付き合いいただけたら僥倖です。

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