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2008年7月23日 (水)

適当にピックアップしたキャラから最強を決めよう 番外編 心宿VS赤飛虎

 前回の記事でちょっと取り上げましたように、
適当にピックアップしたキャラから最強を決めようのコーナーも、当初は、
かのかのえんどうありさちゃんがかつてやった「ネタに詰まったらトーナメントしとけ
方式の採用も考えていたのですが、それをやるにはあまりにも時間がないので、
断念するしかなかったのですが、いくつか構想を練った中、
心宿VS赤飛虎のカードについては、なぜかスラスラと書けてしまったので、
僭越ながら発表したいと思います。

    心宿(なかご) VS 赤飛虎(せきひこ)

 登場人物紹介

 心宿(なかご) 
青龍七星士の1人でリーダー格で冷酷非情。
気功術、念動力を得意とする。
登場作品 ふしぎ遊戯

 赤飛虎(せきひこ)
仲達の部下の中でも武神と呼ばれる最強の5人、「五虎神」の1人。
暗示によって人の心を操るのが得意だが、暗示によって己の潜在能力を引き出す
ことも出来る。
登場作品 龍狼伝

 他、青龍七星士の角宿(すぼし)、房宿(そい)、氐宿(とも)達も出るよ。
 仲達や他の五虎神については、今回は出ないけど次回に出てくるかも。

特別収録 

心宿(なかご) VS 赤飛虎(せきひこ)

 心宿と赤飛虎の戦いは大方の予想に反する様相を見せていた。
角宿(すぼし):どうしたってんだ、あの2人。戦いはとっくに始まってんのに、さっきから全然動かないぞ。
房宿(そい):お互い最初の一手を放つ機を窺っているのよ。
氐宿(とも):その通り。下手に近づこうものならあの女の暗示にかかってしまいますからね。おまけに、あの赤飛虎とやらの体術も中々のもの……。
となると、距離をとって戦うのが得策と言うものです。
2人の深刻な表情が、赤飛虎がいかに強敵であるかを如実に物語っていた。
だが、2人よりも若い血気盛んな角宿に、そこまでの判断が出来るはずもない。
角宿:だったらよ、心宿お得意の気弾でとっととふっ飛ばしまえばいいじゃねーかよ。
房宿:あなたねえ……。
氐宿:いいですねえ、楽観的な方は。物事を深く考えなくていいですから。
半ば呆れ気味な表情を見せる2人に、角宿はムッとしつつも、
角宿:「なにやってんだー心宿、いつもみたくさっさとふっ飛ばしちまえー」
無責任なエールを送った。

 「フッ…」
心宿は出来の悪い部下のエールに軽く笑みを浮かべると、気を取り直したかのように、目の前の赤飛虎をゆっくりと見据えた。
先程と変わらぬ氷のように冷たい微笑のままで。
一方、相対する赤飛虎も心宿とまったく同質の微笑みで応えてみせた。
赤飛虎:お仲間はああ言ってるけど、あんたはどうするんだい?
その表情は余裕に満ち満ちている。
例え、相手が誰であれ、自分は決して負けることはない。
そう言わんばかりに赤飛虎の瞳は凛と輝いていた。

心宿:フッ、知れたこと。あいつに言われるまでもなく……
そう言って心宿は右手を赤飛虎にかざした。
赤飛虎の表情から笑みが消える。
だが、その鋭い眼光は依然としてその輝きを失っていなかった。
ドゥッ。心宿の手から無数の蒼い光弾が赤飛虎に向けて放たれる。
瞬間、赤飛虎は一気に心宿めがけて駆け出した。
房宿:は、速い!
房宿の言うように、赤飛虎の速さはまるで獲物を狙う獣のごとく、とても人間のものとは思えぬ程の動きであった。
そして次々に放たれてくる蒼い光弾を驚異的な剣捌きでことごとく弾いていく。
このままでは赤飛虎が心宿の懐に入り込むのも時間の問題であろう。
心宿:ほう……。人間業とは思えぬ動きだ。
だが、心宿の表情にもあせりの色はない。
心宿:まるで尾宿(あしたれ)だな。フッ…これはいたぶり甲斐があるというものだ。
むしろ、今の危機的状況を楽しむかのように、心宿は不敵に笑っていた。
そして、その心宿の世にも恐ろしげな邪悪な笑みに、観戦している尾宿は戦慄を覚えずにはいられなかった。

赤飛虎:いつまでその余裕が続くかしらね。
いつの間にか赤飛虎は心宿の目前にまで迫っていた。
角宿:心宿!!何やってんだー。
角宿の叫びにも似た罵声が辺り一面に響き渡る。
そして次の瞬間、赤飛虎は心宿に斬りかかっていた。

心宿:中々良い太刀筋だ。だが……
振り下ろされる剣を紙一重で交わす心宿。
だが、それは紙一重といえど、赤飛虎の太刀筋を見切った上での余裕の回避……
であったはずだった。
バシュッ。
しかし、直後に心宿の右肩から鮮血が勢いよく吹き出した。
房宿:心宿!!
さすがの房宿も、この思いもよらぬ展開には声を荒げずにはいられなかった。
そして房宿と同様に、氐宿や箕宿(みぼし)の表情にも驚愕の色がありありと浮かんでいた。

心宿:むぅ……。
だが、他の青龍七星士が固唾を飲んで戦況を見守る中、当の心宿だけは極めて冷静に己が置かれた状況を分析していた。

赤飛虎:どうだい?避けたはずの惨撃を喰らった気分は?
大気を斬る私の「空破山」からは逃れることはできないわよ。
勝ち誇ったように剣を構え次の攻撃の体勢を取る赤飛虎。

だが、それでも心宿の表情は依然として余裕に満ちていた。
心宿:なるほど、大気を斬りさき生じる真空の刃か。これでは太刀の間合いを計るのも困難であろうな。だが……。
赤飛虎:……!!
心宿:こんな小手先の技で私を倒せるとは思わんことだな。
心なしか心宿の語気が荒くなる。

だが、赤飛虎はそれを知ってか知らずか、なおも挑発的に、
赤飛虎:ほう…でかい口をたたくわね。それならばその減らず口をきけなくなるくらい、あんたの五体をバラバラに斬り刻んであげるわ。
嬉々として再び剣を構えなおし、赤飛虎は猛然と心宿に斬りかかっていった。
が、次の瞬間。
ガキィン。
赤飛虎:な、なに?
赤飛虎は斬撃ごと勢いよく弾かれた。

心宿:どうした?おまえの攻撃はこの程度のものなのか?
ふっ飛ばされながら体を反転させ、即座に戦闘態勢を取る赤飛虎。
その際彼女は、心宿を包み込む蒼い光の壁を目にした。

赤飛虎:気の防御壁で防いだという訳か。なるほど、これでは剣の斬撃であろうと、真空の刃であろうと関係なく防げる……か。ならば………。
心宿:む?

赤飛虎:大したものね。あんたの気功術ってのも。
そう言うと突然、赤飛虎は剣を投げ捨てた。
心宿:どういうつもりだ?唯一の武器を手放すとは。
さすがの心宿も、この赤飛虎の意外な行動にはその真意を測りかねた。
赤飛虎:小細工なしの真っ向勝負ってことさ。
そう言うや否や、赤飛虎は勢いよく心宿の元へ駆け出し、蹴りを放ってきた。

心宿:なにをするかと思えば。
心宿は嘲笑し、赤飛虎の蹴りを軽くいなした。
だが、赤飛虎の攻撃は止まらない。
目にも留まらぬ速さで、突きが、手刀が、肘鉄が、蹴りが、拳が、容赦なく心宿に降りかかる。そのどれもが人体の急所を的確に狙っており、一撃でも喰らえば致命的なダメージを受けることであろう。
しかし、心宿も負けてはいない。
赤飛虎の猛攻を心宿はことごとく避け、捌き、はたき、防ぐ。
両者の目にも留まらぬ攻防はまったくの互角と言っても良いほどに均衡していた。
心宿:なるほど、剣を捨て格闘戦に持ち込んだのは私に気を使わせないためか。
事実、これほどの猛攻を受けては気を練る間もない。
もし、気を練ろうものなら、その隙を突かれ赤飛虎の思う壺であろう。
心宿:(だが………本当にそれだけか………?)
心宿の心に、初めて迷いと戸惑いが生じていた。
そしてそれは、ある異変に気付く障害となり、0コンマ何秒かのわずかな時間に過ぎなかったものの、致命的な遅れを生じさせることとなるのであった。
心宿:む…。なんだ、この香は……。はっ、もしや、これは……。
そう思うや否や、心宿の意識は一瞬揺らぎ、そして赤飛虎はその一瞬の隙を逃さすことなく、得意の催眠暗示を叩き込むことに成功した。
さしもの心宿もこうなってしまってはもうなす術がない。
心宿はその場に崩れ、膝を地に着いた。

                         つづく

赤飛虎の暗示にかかってしまった心宿。
はたして逆転できるのか?
次回、ついに決着………多分………。

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