漫画ナツ100 解説編(1~50)
先日の記事、「漫画ナツ100に挑戦」にて発表した作品の内、
半分の50個についてコメントをつけましたので公開いたします。
なお、コメントは簡単な紹介であったり、私の個人的な感想であったり、
ネタバレであったり、その作品にまつわる私の思い出話であったりして、
一貫性がありませんので、あらかじめご了承くださいませ。
1.風魔の小次郎/車田正美
車田漫画の入門書としてオススメ。
後半のマインドコントロール合戦は何がなにやら……ってな感じですが、
それ以上に、なんで忍者がそろいもそろって学ラン着ているのか?
それがこの作品最大の謎と思われます。
2.男坂/車田正美
打ち切りのため、わずか3巻という短命さですが、意外に楽しめます。
それゆえか、当時、打ち切りになったのは『銀牙~流れ星 銀』とストーリーが
かぶってたから……?とも思えるのですが、はたして………。
また、ラストシーンは今や伝説となっているため、この作品を知らない方、
未読の方でもどこかで見たり聞いたりしたことはあると思いますので、
読んで、「ああ~これのことか」と思うこと請け合いです。
3.蹴撃手マモル/ゆでたまご
キン肉マンでおなじみの、ゆでたまご先生が送る渾身の本格ムエタイ漫画。
一見、あんなのムエタイじゃないとか、マンティスボーイの鎌みたいなグラブは
反則ではないのか?といったツッコミを入れたくなってしまいますが、
読み進めていくと、そんなことはどーでもよくなるし、それどころか
きっとあなたもムエタイの虜になることでしょう………多分………。
4.ゆうれい小僧がやってきた!/ゆでたまご
正義の妖怪である主人公が悪の妖怪と戦うというありふれたお話。
ここ2,3年間における、実写版『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪大戦争』といった
空前の妖怪ブーム到来をあらかじめ見越していたと思われるが、
時代がついてこれず、結果的に打ち切りとなった悲劇の作品である。
だが、読んでみれば、「ああ~ゆでだなあ」と思うこと請け合い。
キン肉マン及びゆでたまご先生のファンであるならば、「ゆでテイステ」感
溢れるこの作品にむせび泣くことであろう。
5.ゴッドサイダー/巻来功士
神側の人間(ゴッドサイダー)が人間を守るため悪魔と戦うという割とありふれた
お話だが、そこそこに楽しめます。
ラストの「神を超えた神」の件や、霊気の思いもよらぬパワーアップ劇は、
多分、『ドラゴンボール』にパクられていると思います。
………戯言だけどね。
6.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん/うすた京介
今更説明することもないんじゃないかな?
と思えるくらい、誰もが知ってるギャグ漫画ではないでしょうか?
ただ、以前宝島社の『このマンガがすごい!』にて、好きなマンガ、嫌いなマンガ
双方で一位になったというクセの強い作品なので、人によってはその面白さが
分からなかったり、嫌悪感を抱いたりすることもあるかもしれませんので、
あらかじめご了承くださいませ。
7.密・リターンズ!/八神健
映画『ゴースト』や、ドラマ『君のためにできること』系のラブストーリーである為、
割とありふれたお話に思えるかもしれないが、各キャラの心情などが丁寧に
描かれているため、それなりに感情移入も出来るし楽しめる。
だが、終盤の意外な展開はさすがに読者を選ぶと思われるので注意。
私としては全然OKだったが………。
8.アカテン教師梨本小鉄/春日井恵一
型破り教師の型破りな授業で、生徒達が学力UPと共に成長を遂げていくという
嘘のような本当のお話。
当然、「んなアホな!!」と、ツッコミながら読むのが正しい読み方です。
9.究極!!変態仮面/あんど慶周
パッと見、下品な印象を受けるため敬遠しがちだが、そこをこらえて読んで欲しい。
私も当初は食わず嫌いでこの作品を避けていたが、知人がコソコソと部屋の隅で
恐る恐る読みながら、「おっほー!!」とか「ひゃー!!」とか叫ぶリアクションが
傍から見ていて面白かったこと、及びそいつから「見てよ!この迫力!!」と
勧められたことから、怖いもの見たさで読み始めたのだが、いつの間にか
病みつきになっていたのだから、世の中分からないものです。
あと、見所としては、主人公の狂介君が毎回都合よく女物のパンツを見つけ、
被りたくなる衝動を抑える葛藤が面白い。
多分、『新世紀エヴァンゲリオン』のシンジ君の「逃げちゃダメだ」も、
この狂介君の「被っちゃダメだ」という葛藤からインスパイアされたものだと思うよ。
うん。
…戯言だけどね。
10.仏ゾーン/武井宏之
千手ピンチだーはもはや名言。
これを見るだけでも読んだ価値があるってもんです……多分……。
11.Ultra Red/鈴木央
割とありふれた格闘マンガだが、それなりに楽しめます。
ただ、デビルファクトリーがなんのこっちゃ未だにさっぱり分かりません。
キン肉マンⅡ世におけるデーモンプラントみたいなものか?
12.珍遊記−太郎とゆかいな仲間たち−/漫☆画太郎
かの鬼才、漫☆画太郎先生のデビュー作。
数々のドラゴンボールのパロディは圧巻のひと言。
ただ、絵にクセがあり過ぎるためか、万人に理解されがたいかもしれないが、
それでもぜひ読んで欲しい作品であると、私は思います。
13.地獄甲子園/漫☆画太郎
映画化もされたため、ご存知の方も多いと思われるが、
知ってる方も、知らない方も、ぜひ読んで欲しい作品。
あの衝撃のラストに、君は耐えられるか?
14.THE MOMOTAROH(ザ・モモタロウ)/にわのまこと
桃太郎や金太郎など昔話の子孫達が繰り広げる、プロレス格闘ギャグ漫画。
戦闘シーンもさることながら、ギャグやパロディーなどの密度も濃く、
思った以上に楽しめること請け合いです。
15.超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田/にわのまこと
ハチャメチャサッカーギャグ漫画。
当初は割と普通のサッカーであったが、話が進むにつれ、ブーメランシュートだの
バズーカチャンネルだの、マグネットセービングだの、モンゴリアンチョップだの、
妙技、絶技が入り乱れる面白サッカーへと変貌を遂げた。
これは、かの有名サッカー漫画『キャプテン翼』と言うよりも、テクモのゲーム版
からインスパイアされたものと思われる。
いや、知らんけどね。
16.空のキャンバス/今泉伸二
数少ない体操漫画の一つ。
今泉先生の十八番である、泣けるシーンも満載。
ただ、ラスト近くの太一の怒涛の追い上げはいかがなものか?と思うのだが…。
体操ってそんな簡単に高得点出せるものだったっけ?
17.エース!/高橋陽一
あの『キャプテン翼』でおなじみの、高橋陽一先生がおくる少年野球漫画。
主人公の叔父がやったことは完全に犯罪だなあと思える今日この頃です。
18.CHIBI−チビ−/高橋陽一
あの『キャプテン翼』でおなじみの、高橋陽一先生がおくるボクシング漫画。
いじめられっ子がボクシングを始め強くたくましく成長していくという、
割とオーソドックスなお話なので、安心して読めます。
19.タイムウォーカー零/飛鷹ゆうき
いわゆるタイムスリップもの。
序盤は主人公が持ち前の能力を使い過去にタイムスリップして事件を解決
するという流れであったが、中盤からバトル漫画に移行。
結果的に打ち切られたため短命ではあったが、当時の読者層の間では
割と評価は高かったように記憶しています。
唯1つ、ギャグが面白くない点を除いて(笑)。
20.三年奇面組/新沢基栄
ハイスクール奇面組と言えば分かる方も多いかと思いますが、
その前身となる作品です。
内容的にはそんなに変わりません。はい。
21.ボギー THE GREAT/宮下あきら
型破りの刑事がやりたい放題やってなぜか事件を解決してしまうという
ぶっとんだお話。
公衆の面前で平気で鳩を丸焼きにして食ったり、立てこもった強盗犯に対して、
説得させるために呼んだ強盗犯の母親を逆に人質にとったりと、
やることなすこと、まさにフリーダムのごとく………。
色んな意味で宮下あきら先生らしい作品であると言えます。
しかし、今このKCってあるのかな?
22.ガクエン情報部H.I.P./富沢順
学園のトラブルを解決する何でも屋H.I.Pがおりなすドタバタ劇。
短命に終わったが、学園コメディとしてはクオリティが高かったように思えます。
毎回誰かが良いこと言い、これがグッとくるんだよな~
もっとも、これも今やKCがあるのかどうか疑わしいが
23.ジャストACE/井上泰樹
以前にも紹介したことがありますが、かの『テニスの王子様』の元ネタとなった
作品。
時代が時代ならば、大ヒットしたかもしれないと思わされるテニス漫画である。
24.CYBORGじいちゃんG/土方茂(小畑健)
自分自身をサイボークに改造した爺さんが、悪の科学者と壮絶なバトルを
繰り広げるギャグ漫画。
当時、孫がことごとくグレていく展開には大いに笑えました。
しかも、翌週になってもグレたままだし。
25.ひかる!チャチャチャ!!/みのもけんじ
柔道を通して、主人公の西田ひかるの成長を描いた作品。
見た目とは裏腹に、割と本格的な柔道漫画なので思ったよりも楽しめます。
それだけに打ち切られたのは悔やまれますが、それゆえか、
ライバル校、ライバル選手がことごとく対戦する前に敗れ去るなど、
ぶっ飛んだ展開が目白押しで、そのような意味においても楽しめる作品です。
26.クライシスダイバー/戸舘新吾(原作)・二枚矢コウ(漫画)
財閥の跡取り息子が人命救助に命を賭けるお話。
序盤はあくまでレスキュー(人命救助)がメインであったが、
終盤はバトル漫画路線に変更。
しかし、その甲斐なく打ち切られることとなった。
それゆえ、妹の存在はなんだったのか?など疑問が残る点もある。
個人的に、「チェックメイトだサピーロ」のセリフはお気に入り。
昔はよくパクっていたものです。チェックメイトの意味も知らずに……。
27.魔神冒険譚 ランプ・ランプ/泉藤進(原作)・小畑健(漫画)
いかにも子供向け漫画っぽい絵柄だが、どっこい大人が読んでも楽しめる
隠れた名作…だと私は思う。
ストーリーは、正義の魔神ランプが人間を支配する悪の魔神達と戦うというもの。
ランプの必殺技ドゴーンパンチは威力こそあれ、見た目はただのパンチなので、
パンチを繰り出す際、「ドゴーンパンチ」と真似して掛け声を出していたのは
私だけではないはずだ。
28.モンモンモン/つの丸
猿を描かせたら右に出るものはいない、猿漫画の第一人者、つの丸先生の
デビュー作にて代表作。
ギャグやパロディ等が実に秀逸であるが、私としては読み切りで一緒にいた
ポチョムキンもレギュラー化して欲しかった。
29.大相撲刑事/ガチョン太朗
読み切り時はすごく面白かったが、連載になると面白いようにすべっていた感が
あり、それゆえか、短命に終わった悲劇のギャグ漫画。
メンチの政の存在が光っていました。
30.地獄戦士魔王/刈部誠
500年後の世界征服を企む悪魔、田中魔王がおりなすドタバタギャグ漫画。
絵柄、前後のギャップ、大げさな言い回しなどが実に秀逸であり、
ツボにはまった人は病みつきになること請け合い。
なお余談ではあるが、私は以前に古い友人から、
「これ読んで田中魔王を見ていたら、おまえのことを思い出す」と言われた
ことがあります。
って、え?なんで?
そりゃあ、昔は「世界征服」とか言ってた時もあったけどさ、
全然似てねえだろ(笑)
31.猛き龍星/原哲夫
初っ端からのぶっ飛んだ展開には度肝を抜かされること請け合いです。
ただ、その後段々と尻すぼみしていくのが残念なところ。
いっそのことバトル漫画路線で行ってた方がヒットしたと思うのだが、
どうだろうか?
32.レベルE/冨樫義博
よくも悪くも冨樫先生らしい作品。
週刊誌で月一連載というのは当時としては実に斬新でした。
そのせいもあってか、毎回すっごく楽しみにしていたものです。
33.幕張/木多康昭
ギャグもさることながら、やはり見所はパロディであろうか?
ジャンプ内のパロならばともかく、他誌の作品からも積極的にパロってたのは、
当時としてはかなりインパクトがあったように思えます。
34.あっけら貫刃帖/小林ゆき
正直、なんで打ち切られたのかさっぱり分かりません。
それほどまでに、私はこの作品がなぜかとっても好きでした。
ただ、ラスト近くで出てきた狛犬みたいなのが何なのか?
未だに気になって気になって仕方ありません。
35.プリティフェイス/叶恭弘
なんぼなんでも気付くやろ!
という野暮なツッコミ禁止!!!
36.甲冑の戦士 雅武/高橋よしひろ
い…犬がしゃべった………
な~んてベタなツッコミ禁止!!
しかしアレですね。
『NARUTO』に出てくる大蛇丸が口から刀を吐いたり、ソフトバンクのCMに
出てくる犬のお父さんがしゃべるのは、この作品のパクリだと思うよ。うん。
…戯言だけどね。
37.奴の名はMARIA/道元むねのり
型破りな女教師が巻き起こすドタバタ学園コメディ。
残念なことに、これも打ち切り作品ではあるものの、主人公であるマリアの
破天荒な振る舞いは爽快感もあって面白かったと、私は思います。
38.重機人間ユンボル/武井宏之
色んな意味ですごい作品です。
それはまさに天才になせる所業だとさえ言えましょう。
しかし、それが必ずしも世間に認められるとは限らないわけで、
この作品も無数にある打ち切り作品の1つ
39.てんぎゃん -南方熊楠伝-/岸大武朗
第一部完と言っておきながら、未だに第二部が始まらないという
冨樫先生もびっくりの超長期休載漫画。
さすがの私ももう待ちくたびれて、もはやどーでもよくなりました。
40.太臓もて王サーガ/大亜門
色んな意味ですごい作品であると同時に問題作でもある。
それほどまでに、パロディの濃度がすごいことになってます。
君は全ての元ネタが分かるか?
41.王様はロバ/なにわ小吉
シュールさが光るギャグ漫画。
読んでいて、「その発想はなかったわ」と思わされること請け合いです。
42.NINKU‐忍空-/桐山光侍
絵にクセがあり過ぎるため、人によっては拒絶することもあるだろう。
私も慣れるまでにかなり時間がかかったものです。
43.武士沢レシーブ/うすた京介
ギャグなのかマジなのかイマイチよく分かりません。
それゆえか、この作品も打ち切られることとなったのですが、
最終話の怒涛の展開は必見です。
44.魔少年ビーティー/荒木飛呂彦
私はこの作品を読んでいたことによって、『かまいたちの夜』の犯人が
分かりました。
45.エム×ゼロ/叶恭弘
結局、教頭の存在はなんだったんだろう?
46.喰わせモン!/寺沢大介
『ミスター味っ子』、『将太の寿司』に続き、寺沢先生が3匹目のどじょうをねらった
グルメ漫画であるが、残念ながら結果は短命に終わった。
しかしながら、前の2作品と比べてそれほど見劣りするようなものでもないと
思えるのだが、それでも結果が芳しくなかったのはやっぱ飽きられてたから?
でも、『喰いタン』はヒットしてるんだよなあ~。
これはほんとにどういうことなんだろうか?
そして、どーでもいいことだが、ミスター味っ子Ⅱはどうなったんだろうか?
47.秘石戦記ストーンバスター!/宇野比呂士
多分、これ読めば多少は宝石のことに詳しくならないこともなくはないような
気がしないでもないが、漂う今日この頃である。
48.明王伝レイ/菊池としを
当初は不動明王の生まれ変わりであるレイが、仲間を集めて巨大な敵に戦いを
挑むバトル漫画であったが、第二部以降は一話完結のこじんまりとした悪霊祓い
へとスケールダウンしている。
しかしながら、その過程で説教じみたことを説くことが多くなった上に、
オレの前世は○○だったとか、「ふかしこいてんじゃねーぞ」と言いたくなるような
与太話が増えたため、これはこれでアリなのかな?
と思えます。
49.中華一番!/小川悦司
本当ならば、この作品の続編である『真・中華一番』がオススメなのだが、
それを知る上でも、まずはこの作品を読むのが先決であろう。
50.無頼伝涯/福本伸行
福本テイスト溢れる良作…と、私は思う。
もっとも、結果的には打ち切りに終わってしまったわけだが、
それだけに、手軽に福本テイストを味わうことが出来るという意味では、
まさにこの作品はもってこいだと言えよう。
=======================================================================
後半に続く
| 固定リンク




コメント