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2008年8月24日 (日)

身だしなみは男のダンディズム?

 新宿のとあるホテルに泊まり、夜が明けた。
いよいよコミケ当日。
私は心なしか緊張し、鏡の前に立っていた。
さて、どうしたものか?
服装は既に決めている。
赤のTシャツに黒のズボン。
比較的ラフで動きやすいスタイルだ。
本当は私のカラーである、「黒ずくめ」で行きたいところだが、
こんな炎天下の中、それは自殺行為に等しい。
常日頃、コートを着ているブラックジャックが「暑いから着てるのさ」と言ってるように、
私もかっこよくクールにキメたいところだが、汗びっしょりになりながらこんなことを
言っても、まったく説得力がないことだろう。
いや、だったら、思い切ってスーツ姿で行くというのも面白いかもしれない。
スーツというのは意外に通気性が良く、砂漠での活動にも適しているとかなんとか
かつて『マスターキートン』でも言われていたことだし。
もっとも、わざわざスーツなんて持ってきちゃいないけどね。
うん、通気性がどうこう言う以前に、あんなもん仕事以外で着る気になれないし……。

 そんなことよりも、他に考えるべきことがまだまだある。
まず髪型だ。
普段のように、自然な感じで行こうか。
それとも、久々に髪を立ててみようか。
私は多少迷ったが、せっかくのイベントだし、後者を選ぶことにした。
では、どのように立てようか?
私はさらに迷った。
全部上げるか、それとも前髪だけは下ろすか。
全部上げると、私の友人曰く、「スーパーサイヤ人みたい」なのだそうだ。
(もしくは、スーパーハードのイメージキャラクターである「ペンギン」)
確かに、こちらの方がインパクトはあるし、ネタにはなるであろう。
そして、私の友人・知人、そして親ですらも、前髪は上げてる方が良いと言う。
だがしかし!
私的には、前髪は下ろしている方が好きなのだ。
うん。『幽遊白書』浦飯幽助だって、普段のリーゼントより時折下ろしてる髪型が
私は好きだし。
ゆえに、前髪は下ろすことにした。

 さて、こうなると次はアクセサリーだ。
まずは首飾り。
十字架のチョーカーとアメジストのペンダント。
さあ、どっちにする?
どちらがお洒落かと言えば、それはもちろんアメジストのペンダントであろう。
だが、コミケはお洒落をしていく場所ではない。
なにより、炎天下にどれだけさらされるか分からないのに、アメジストは不味い。
そう、宝石には太陽の光に当てることが好ましくないものもあるのだ。
もっとも、服の中に入れてしまえば済むことであるが、汗をかくのは必至だから、
これもあまり好ましくない。
となれば、消去法で十字架のチョーカーに決まり。
うん。ありきたりなデザインでイマイチ面白みに欠けるが、
それは逆にポピュラーだとも言える。
却下する理由はどこにもない。

 こうして、私はアクセサリーの選択を次々と即断即決した。
おそらく大量に汗をかくはずなので、ブレスレットは却下。
指輪は首飾りと同様に、太陽に当てるのは不味いものばかりなので、
石のついたものは却下、普段つけているクロムハーツのものに……。
ピアスやイヤリングの類のものは、残念ながら忘れてきたので今回はなしって方向で。

 私は今一度鏡に映る自分を見た。
イマイチ、釈然としないものがあったが、まあ良い。
どうせ汗じゅっくりになるんだから、アホみたいにファッションにこだわることもなかろう。
かつて伊達臣人「身だしなみは男のダンディズム」と言っていたが、
これは別にお洒落をしろという意味では断じてない。
また、『勇午』に出てきたアシュフォード卿はこう言ってる。
英国紳士はたとえ一着しかないスーツがどれだけくたびれていても、着る前には必ず
ブラシをかける
ものだと。
要はみてくれではなく、中身を見てくれということなのだろう。
うん。よく分からんけど。

 まあ、そんなこんなで、次は持ち物を厳選することにした。
なんでも今回から持ち物検査があるらしい。
知らずにのこのこと行って、私の「秘密の日記帳」を読まれるようなことにでもなれば、
もうこの先、生きてはいけない。
そういうことを踏まえた上で、私は持っていく物を慎重に選んだ。

十徳ナイフ
一見、良さ気だが、これが今や武器や凶器として認定されているのはもはや常識。
色々と便利な代物ではあるが、持っていけるはずもないですね。

催涙スプレー
もしもの時の護身用のためのものであるが、やっぱダメだろう。
暴漢に襲われた時は小細工抜きで戦うしかないわけか……。

スタンガン
これもあくまで護身用であるが、やっぱダメだろう。
暴漢に襲われた時は、正々堂々と素手で戦わなきゃならんわけか……。

警報ブザー
あっ、これならいいかも。
でも、電車やバスの中で暴行受けても誰も助けてくれないこのご時勢。
持ってても、はたして意味あるのか?

 以上、4つのブツがちょっと引っかかったわけですが、ぶっちゃけ持ってないから、
どーでもいいんですけどね(笑)。
ただ、女性の場合、これはちょっと辛いんじゃないかなと思うんですが、
どうなんでしょうねえ。
そう思って、ちょっと取り上げた次第であります。はい。

 で、結局は、タオル、着替え、ティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、制汗剤
辺りを持って出ました(飲み物は行きの道中で購入)。
こうして私はコミケへと向かったわけですが、当然のごとく行く先には数々の試練が
待ち受けていたのでした。

                        つづく

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 【次回予告】

コミケへの道。
それは初めて行く素人には複雑極まりないルートであった。
だが、基本めんどくさがりなJ影虎に、圧倒的閃きが浮かぶ。
次回、「コバンザメのごとく」
こうご期待。

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 【猫でも行けるコミケ指南】

6. コミケはパーティーではない!祭りであり、そして戦場でもある。
お洒落なんて無意味だし、そんもの誰も見てくれない。
それがコスプレでもない限り……

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