相撲界にヒールはホンマにいらないのか?
周知のように、朝青龍が先場所で優勝を果たしたわけですが、
例によって、彼の言動や振る舞いは、今でも何かと問題視され、
「オレはまだおまえを認めたわけじゃないからな!」
と、ツンデレみたいなことを言う人が未だに多く存在します。
まあ、それはそれとして分からないでもないのですが、
1つ腑に落ちないことがありまして、やくみつるさんだったでしょうか。
「相撲界にはヒールはいらない」
とかなんとかおっしゃっていたようですが、
これに対して、私は「なんで?」と思うわけなのです。
そんもん、別にいたっていいじゃないですか。
なんであかんの?
その理由は何?
そんなルールでもあるの?
誰が決めたの?
それって相撲に限ったことなの?
他のスポーツだとどうなの?
なんで?なんで?どうして?どうして?
考えれば考えるほどミステリーです。
しかし、何よりもミステリーなのは、これに対してマスコミが何の疑問も持たないこと。
そして、民衆もなぜか勝手に納得しちゃってること。
彼らはなぜ私のように「なんで?」と思わないのでしょうか。
そして、こんなことを何の理由も根拠も示さず言い切ってしまうのは、
フェアじゃないのではないでしょうか?
これって今風に言うと、「アサヒってる」ってことになりませんかね?
それに、も1つ加えて言うならば、「ホンマに理由なんかあるのか?言えるのか?」
とも思ってしまいます。
まあ、失礼を承知で言わせていただくならば、
理由を問うたところで、
「そりゃあ、昔からの伝統とか格式とかしきたりとかしがらみがあってだなー」
みたいなことしか言えないんじゃないでしょうか?
正直、朝青龍がどういう評価を受けようが、私にはどーでもいいことでしかありません。
しかし、理由も述べないくせに「~だ!」というような断定的な言い方には、
反逆児としてカチンときますし、それをろくすっぽ何の考えもなしに、
さも当然のことのように甘受してしまう流れや空気にはイラっとしてしまいます。
第一、相撲界にヒールが必要かどうかなんて、一個人の決めることではないでしょ?
それこそ誰の為の相撲?誰の為の横綱?
っちゅう話ですよ。
そこんとこを、相撲関係者やマスコミは元より、国民1人1人に今一度よく考えて
頂きたいと、願わずにはいられない今日この頃です。
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コメント
リアルタイムで知ってるワケではありませんが、たしか前理事長の北の湖さんは、全盛期はヒール扱いじゃなかったですかね?敗者が立ち上がるのに手を貸さないとか、態度がふてぶてしいとか。あと、憎らしいほど強いとか。
もちろん、朝青龍さんほど露骨に悪者扱いじゃなかったでしょうけど。
投稿: オキナ | 2009年2月 1日 (日) 21時57分
理由も述べないで断定するのは、確かに納得がいきません。また、受け止める側も、それを「当然」のように鵜呑みにすることも。関西人の私は「えっ」「ウソ」「何で」という3つの疑問符をいつも用意しています。世の中には「常識の非常識」というものが溢れていますからね。何事も考えることは、とても大切だと思います。
投稿: りょうた | 2009年2月 6日 (金) 13時12分
オキナさんへ
言われてみれば……
私もそんなこと聞いたことがあるような…
それに、若貴兄弟がいた時の曙も、なんかそんな感じでしたね?
こうして振り返ってみると、まだまだ出てきそう……。
あと、ヒールとはちょっと違うけど、舞の海は素で悪い奴のような気がします。
りょうたさんへ
コメントありがとうございます。
私もりょうたさんと同じ考えで、物事は何でも深く考えてみるものだと思います。
まあ、そうは言っても私の場合、あれこれ考えるのは昔からの癖でしかないんですけどね。
いや、まず反逆ありきで、そこに正当性を持たせようとあれこれ考える…と言った方が正しいか……
まあ、そんなわけで、今後も突拍子もないことを言い続けていきますので、お付き合いいただけたら僥倖です。
投稿: J影虎 | 2009年2月 6日 (金) 22時57分