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2009年3月28日 (土)

ドラマ語り~『渡る世間は鬼ばかり』編~

 例によって、今期…いや、この一年を振り返ってみると相も変わらず色んなことが
ありましたね~。
あまりにも色々なことが起こり過ぎてしまってるんで、
正直、何があったのかよく覚えていません(笑)。
って言うのはもちろん冗談なんですけどね。
ただ、漠然と振り返りながら、「ああ、こういうこともあったね~」などと悠長に語りだすと
それこそ、膨大な長さになってしまうので、ここは1つ私の独断と偏見で
私が印象に残ったことや疑問に思ったことをツラツラと書き連ねていこうと思います。

 ◇渡鬼を振り返って◇

① 恐怖!おやじバンド
② 恐怖!愛の鬼化
③ 眞(シン)と壮太はホンマに友達なのか?
④ その他

 ① 恐怖!おやじバンド

なんか反響が凄かったのか、CDデビューまで果たしてしまいましたけど、
率直に申しあげて、「ホンマに流行ったのか?ホンマに売れたのか?」
と問いたいものですね。
しかし、現実に「おやじバンドブーム」というものは巻き起こっているのですから、
世間に与えた影響というのは、やはり計り知れないものがあるでしょう。
もっとも、それが橋田 壽賀子によって起こされたものなのかどうかは分かりません。
しかし、例えそうでないとしても、この「渡鬼」を観るまでは、「おやじバンドブーム」
なんて私も知らなかったわけで、そういうマイナーなネタをどこからか知りえて、
それを作品内で活かし、一大ムーブメントを巻き起こしたという点においては、
橋田 壽賀子は凄いと言わざるを得ないでしょう。
だが、それでも詰めが甘いんですよ(笑)!
と言うのもですね、最終回で佐藤B作がインドから戻ってきたじゃないですか。
そして、しれ~とメンバーに加わったじゃないですか。
なのに、なんでそれだけなの?って思ってしまうわけですよ。
海外赴任でインドにいる元メンバーが、満を持して帰ってきたんですよ。
たったこれだけでも、燃えるシチュエーションじゃないですか。
仮面ライダーで言えば、1号ライダーが南米から帰ってきたようなもの。
そこで、「オレがなんの手土産もなくインドから帰ってきたとでも思ったかァ!」
とか言って、佐藤B作がなんか凄い演奏をするとかね、
そういう燃える展開になんでしないのかな?
と、私はそう思うんですよ。
しかも、インドですよ!インド!
もう色々とおいしいこと尽くめではないですか。
「インドの山奥で修行してダイバダッタの魂宿し……」
とか、そういうネタを入れたりとか出来るじゃないですか。
折角インドに行ってるのに、そしてインドから帰ってきてると言うのに、
その「インド」が全然活かされてないじゃないですか。
私はそれが悲しい!そして悔しい!
ですから、私は橋田さんに、こういうネタ遊びをもっと作品内に入れて欲しいと
切に願います。
そうでないと、ただでさえ『渡鬼』は敷居が高いと思われているのに、
これではますます『渡鬼」離れが起こりかねません。
お堅いのも結構ではありますが、時には柔らかさを入れてみてはいかがでしょうか?

 ② 恐怖!愛の鬼化

これも大変ショッキングだったと言えなくもなかったですね。
と言うのも、以前、知り合いの女性の方とドラマについて語ってたら、
『渡鬼』の話題になりまして、「愛がメチャメチャ性格がキツくなっててショックだった」
と言われたんですね。
そこで私も、「ああ、そう言われればそうやねえ」と思ったのですが、
よくよく思い出してみると、彼女は性格がキツくなったというだけではなく、
その言動にも色々と変化が表れていました。

 例えば、昔の彼女なら店の幸楽(家のラーメン屋のことね)のことなんざ、
なんとも思っていなかったはずなのに、結婚した途端、
「幸楽を継ぐのは私だ!」みたいなことを言うようになったし、
あろうことか、弟の眞(えなり かずき)の恋人(大井貴子)に対しても敵意むき出し。
挙句の果てに、母のさつき(泉ピン子)や父の勇(角野卓造)に対しても、
容赦なく「貴子を店に入れるな」みたいなことを言うし、
その形相はまるで鬼の如し。
それも、眞の嫁になれば、間違って「幸楽を継ぎたい」などと思うようになるかもしれない
という懸念からここまでやるんですから、すごいですねえ~怖いですねえ~。

 ただ、逆にこうなってしまうと、これはデレるための壮大な前振りではないか?
きっとそうだ!この後、愛はなんやかんやで貴子と和解し、デレるのだろう。
鬼から一転してツンデレに……。
そう思っていた時期がオレにもありました。
 しかし………。
結論から言うと、そんなことは全然ありませんでした。
ええ、これっぽっちも。
ですから、この点に関しても、「何やってんだよ!橋田!」
と思ってしまうわけです。
おやじバンドブームをいち早く知るほどに目利きが出来るならば、
ツンデレブームについても知ってろよ!
鬼と化した愛がツンデレになる。
これってメチャメチャおいしいじゃないですか。
最初は衝突ばかりしていたのが、徐々に心通わせるようになってきて、
貴子のピンチを颯爽と救うも、
「勘違いするな。私は別にあんたを助けたわけじゃない!」
「あんたを潰すのは次期幸楽継承者のこの私だ!」
とか言ったかと思えば、その後も色々あってついはに友情が芽生え、
「べ…別に、あんたのためにやったんじゃないんだからねっ」
とか言ってみたり………
まあ、自分でも書いてて何を言ってるのかわかんなくなってきましたけど(笑)、
多分こういうシーンを期待していた視聴者はきっと私だけではないはずだ!
それなのに、いざ蓋を開けると、特に衝突するでも和解するでもなく、
別れの挨拶に来たところに立ち会っていただけ。
そして貴子が去ると、
「私、今初めて分かった。誠と一緒にいられるのがどんなに幸せかってことが」
とか急にしおらしくなってさ。
そんなくさい改心イベントなんざ、こちとら見たぁないねん!
ツンデレを見せろ!ツンデレを!
…そう思えてなりませんでした。

 ③ 眞と壮太はホンマに友達なのか?

まあ、この2人の縁の発端は、壮太君が幸楽に出前を頼み、金を払わなかったことに
よるものなのですが、なんやかんやあって壮太君は岡倉で板前の見習いとして
働くことになったんでしたよね。
とは言え、途中で親父の入院費稼ぐために、ホストになって「夜王にオレはなる!」とか言ってみたりしたこともありましたが、そういうことをも乗り越えて、
現在も岡倉で板前としての日々を送っているのでした………。
つまり、壮太君は眞に多大な恩があるわけなのですが、
それ以前に、眞にとっても数少ない友人の1人でもあるんですよね。
なのに、この2人、会話がほとんどないのはどういうことでしょうか?
そこにちょっと違和感を感じました。
最終回なんて、眞は恋人の貴子と別れたのに、壮ちゃんときたら眞に対して何か一言
あるかなあと思いきや、何にもなかったですからねえ。
実は眞のこと嫌ってるんちゃうんか?
とも思ってしまいますが、橋田さんはこの辺りどうお考えだったのでしょうか?
なに気にでっかい謎です。

 

④ その他

えーそういうわけで、予想通りと言うか、例によって予想以上に長くなってしまったので
そろそろ終わりたいと思います。
まあ、本当に色々ありましたが、最後の最後でタキさんには笑わせられました。
小宮さんに対してのあの塩かけババア振りはそこはかとなく面白かったですね。
次のシリーズでのご活躍と、このドラマがより一層面白くなることを期待したいものです。

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コメント

一番驚くのは、『渡鬼』がまだ続いてるコトですが。
全然観てないんで、影虎さんの解説を読んで展開を知った次第です。
個人的には、野村昭子さんのタキさん役って合ってないような。
このドラマで数少ない人格者ってイメージでしたが。
まぁ、最近はどんなキャラなのかは知りませんが、それでも野村さんがお元気そうでよかったです。

投稿: おきな | 2009年3月29日 (日) 12時05分

>個人的には、野村昭子さんのタキさん役って合ってないような。

え?そうなん?
私としてはハマリ役のような気がするけど…
まあ、数少ない人格者ってのは今のところ当たってるけど、このドラマのキャラは鬼化しますからねえ。
逆に言えば、鬼化したらどんなことしでかすんだろう?と楽しみでもあるんですが。

投稿: J影虎 | 2009年4月 5日 (日) 22時16分

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