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2009年7月12日 (日)

ゼロ THE MAN OF THE CREATION

オススメ漫画その49 ゼロ THE MAN OF THE CREATION

ゼロTHE MAN OF THE CREATION 1 (ジャンプコミックスデラックス)
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 【概 要】

ゼロは豊富な知識と優れた五感および記憶力を持ち、絵画・彫刻・陶器はもとより、
刀剣・料理・工業製品などこの世に存在する(あるいはかつて存在し た)
ありとあらゆる物を完璧に複製・再現する。
人間そのものを改造し(外科手術およびマインドコントロール)、
見た目も中身も「その人」にしてしまったこ とすらある。
その「神の手」の真髄は、オリジナルが作られた時の作者の心理状態をシミュレートし、
作者になりきる事にある。
そうして作られた贋作は、どんな手段を用いてもオリジナルと区別する事ができない。
ゼロ自身は、自分の作った作品を「本物」と主張し、特に依頼人に「贋作」呼ばわり
されることを極端に嫌う。「贋作を作って欲しい」と言われると機嫌 が悪くなる。
「本物は一つでいい」が信条らしく、「本物」が2つある時は一方を破壊してしまうことも
多い(大抵はゼロが作った方の「本物」を残す)。
さらに、依頼人の所有する美術品が「贋作」であることを証明するために、
その人の許可を得ないでその美術品を破壊してしまうこともある。
世間では便宜上「贋作 者」と呼ばれるが、「本物を作る男」とも言われる。
(Wikipediaより失敬)

…ってな感じで、一見金にがめつそうだが、店長の気まぐれサラダ的に信義に厚い
こともある、ヒューマンな男、ゼロが、依頼を完遂することで依頼人を救ったり、
ケタはずれな報酬を吹っかけたり、自分を罠に嵌めようとした美術関係者や警察を
返り討ちにしたりするという、恐ろしいお話。

 【適当コメント】
概要だけを読むと、なんだか小難しそうな印象を受けるかもしれませんが、
実際に小難しいです(笑)。
しかしながら、この作品の情報量は半端なく膨大であり、
この作品1つで、美術、考古学、現代科学、歴史、時事ネタなどが網羅できるので、
雑学的な資料価値が高く、とても勉強になります。
(多少フィクションも含むし、科学については前時代的なものもあるが)
ただ1つ、難点なのが、ほとんどが1話完結でありストーリー性に乏しいため、
単調でマンネリ化してしまうことです。
とは言え、読み進めていくと、「それはひょっとしてギャグでやってるのか?」
と思えるようなコミカルなシーンも多々見られるようになるので、
読み方次第ではギャグ漫画としても楽しめる珠玉の作品であると、私は思います。

 【それってギャグ?と思えるシーンの一例】

1.よってこの幻の交響曲は三十億DM(約1920億円)が相当だろう by ゼロ

 依頼を果たした後、依頼人に説教したばかりか、法外な報酬を要求。
 ゼロはほんなこつ、恐ろしか男ばい。
 って言うか、どこからそんな金額が出て来るんだよ!と。
 実際、この件については友人とも以前話をしましたが、
 「ゼロの言ってることは分かる。けど、三十億DMの根拠が分からん」
 って話になりましたからねえ。
 しかも、依頼人はこの後泣きながら「分かりました」とか言って了承するんですが、
 「いや、本当は分かってねえだろ!こいつ」
 とか、無粋なツッコミを入れてました。
 重ね重ね、ゼロはほんなこつ恐ろしか男ばい。

2.もしや…ハーバード大学へ留学し美術史を専攻。
  非常に優秀な成績で将来を嘱望されながらも卒業後はスペインへ帰国…
    そして突然刑事になられたというのはあなたでは----!?

 思わず、説明乙!と言いたくなる程の、見事なまでの説明的セリフ。
 って言うか、なんでそこまで詳細なプロフィールを知ってるんだよ!と。
 ここまで来るともう、ギャグとして狙ってやってるとしか思えません。

3.世界の中心でムンクの叫び風に叫んだ男

 ゼロを罠に嵌めようとして逆に返り討ちにあった挙句、ムンクの叫びみたく、
 顔がぐにゃ~と歪んで「ヒィ~」と叫んだ美術関係者の悲惨な末路。
 「ムンクの叫び」が題材だったからこその演出なんでしょうけど、
 これももはやギャグとしか思えません。
 もっとも、一見ギャグとしてはイマイチなような気がするんですが、
 なぜか妙に笑えんですね、これが。

まっ、そんなわけで、探せば上記のような描写は随所に散りばめられているので、
そういうところを意識して読むと、さらに楽しめること請け合いです。

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コメント

もう、何も付け加えるコトはありませんね。
【それってギャグ?と思えるシーンの一例】で私の言いたいネタはすべて言い尽くされてしまいました。
ちなみに個人的に一番好きなのは②ですねェ~。

投稿: まや★みき | 2009年7月12日 (日) 14時29分

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