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2009年11月28日 (土)

トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ

 久々の感想リレーです。
前回は『南君の恋人』でしたから、今回は「と」で始まるもので、
『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』について語ります。

なお、例によってネタバレ感想の上、今回はいつになく酷評となりますので、
読む際はくれぐれもご注意くださいませ。

 私、この作品許せないんですよ!
って言うか、この作品に関わったあらゆるものが許せません。
実際、この作品を初めて観た時、軽く絶望しました。
アニメ業界に出版業界にマスメディアに玩具業界にタカラに……

と言うのもですね、この作品、前作と前々作と比べて大きな違いがあるんですよ。
それは前者がアメリカ側の製作だったのに対し、本作品は製作が完全に日本に
移行してるんですね。
いわゆる、「和製トランスフォーマー」ってヤツです。

なのに!
そのことについて、どこも一切何の説明もしてやがらなかったんですYO!
説明義務違反も甚だしいだろ!
製作側が変わるって、結構重要事項じゃないですか。
しかも国単位で変わってるんですよ。
それを一切何の説明もしないなんて、どういう了見なんでしょうか。
私がこの作品及びこの作品に関わったあらゆるものに軽く絶望し、
疑念を抱いたのはまさにここなんです。

そもそも、最初から製作が日本になるならば視聴することもなかったんですよ。
実を言うと、子供の頃私は日本のアニメが大嫌いだったんですから。
勧善懲悪なベタなストーリー展開、ロボが合体したりヒーローが変身したりする
シーンでのバンクの使いまわし、しかもそれにやたらと時間がかかってるのに、
なぜか敵は一切攻撃してこない等の数々の不可解な点、
主人公側が優勢になると主題歌が流れる等のチープな演出、
……etc
こういう日本アニメのワンパターンというか型にはまったところが、
私は反吐が出る程嫌いだったのです。
(今はさすがに丸くなったんでそうでもないけど)

それゆえ、アメリカ製作の「トランスフォーマー」という作品が
私を魅了したのも無理からぬことであり、その日本の文化や思想とは全く違った
アメリカンなテイストに私は大いにハマったのです。

 しかしそれは、必ずしも私だけではなかったはずなんですよ。
私と同じような理由から、『トランスフォーマー』というアニメにハマった子供達が
当時は何百億といたんです!
よくは知らないけど……

 ですから、アニメ業界はもちろんのこと、当時『トランスフォーマー』を取り扱ってた
『ボンボン』などの講談社サイド、そして『トランスフォーマー』の玩具を取り扱ってた
『タカラ』(現在はタカラトミー)は、何らかの説明をすべきはずなのに、
何にも説明しないまま、あたかも『トランスフォーマー2010』の続編であるかのように
この作品を垂れ流しやがったのです。

 これはもう、ちょっとした詐欺ですよ。
実際、当時の『ボンボン』では、「トランスフォーマー2010がもうじき終わって
新シリーズが始まりますよ」と、期待を煽るようなことばっか書いてたんですよ。
当然、何度も言ってるように、「製作が日本になる」なんてこと一言も書いてません。
また、デパートの玩具売り場に行ってみても、
これまた『ザ☆ヘッドマスターズ』とやらの宣伝用のビデオをジャンジャン流して
るんですね。
しかも、これがまた迫力満点なバトルシーンばかりでメチャメチャ面白そうに見えるし、
期待感を膨らませるような映像ばかりだったんですよ。
しかし、これもまた「製作が日本になる」なんてこと一言も言ってなかったし、
それどころか、そこで流れてた番宣用の映像の数々は、本編において
1つも流れることはありませんでした。
こちとら、あのシーンは本編のどこで出てくるのかなあ?と、
楽しみにしてたのにですよ。
こんなインチキありますか?

 以上のことから、私はこの作品が今でも大っ嫌いなのです。
正直、『トランスフォーマー』という作品を穢された気がしますね。
性質の悪い同人誌と同じですよ。

 実際、このシリーズになってからというもの、それまでの声優も大幅に変わったし、
それに伴い、キャラが変わってしまった者も多数いました。
例えば、ウルトラマグナスは粗暴でおっさん臭くなったし、
デストロンのNO.2であったはずのサイクロナスは、ヘタレと化した上に、
サウンドブラスターから2軍呼ばわりされるし、
全長1キロメートル近くあるダイナザウラーはウィリーとダニエルを追っかけてる途中、
崖から転落して見えなくなるくらい地下深くに落ちていくし(ってどんな崖だよ!)、
同じく全長1キロメートル近くあるメトロフレックスなんて、
なぜかシックスショットとタイマンで互角の勝負を繰り広げるし(サイズ的にあり得ん)、
アーシーの恋人であったはずのスプラングは、まさかのスタメン落ちで、
この作品中では全く登場しなかったし、その間アーシーはクロームドームに
ほのかな恋心を抱いたり抱かなかったりするし……
…etc

 とまあ、そんなわけで、当時純粋だった(今でも純粋です)私の心は、
商業主義という薄汚い大人のやり方によって大いに傷ついてしまったわけです。
しかも、その汚い巧妙なやり口は今でもなお続いています。
正直、アニメ業界の人や出版業界の人及び玩具業界の人がウチみたいな
小さなブログを読んでくれるとまで期待してはいない。
しかし、もし目を通してくれているなら、是非とも考え直してほしい。
貴方にとって本当に大切な視聴者やファンが誰かを、どこにいるかを。

誰の為にアニメや玩具を作っているのですか?
誰の為にトランスフォーマーを作るのですか?

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