長い長い時を経て、ついに神戸に到着した。
だが、集合時間の12時半まで軽く1時間はある。
さて、これからどうしようか?
私はしばし考えたが、取りあえずは目的地の確認をすることにした。
携帯の画面メモを開き、地図を確認する。
うむ。間違いない、目的地はこの近くだ!
私はそう確信し、意気揚々と歩みだしたが、
目的地を探し当てることが出来たのは、それから約20分後のことであった。
…こうして、思わぬ体力を消費してしまった私は、駅のベンチで休息をとった。
さて、これからどうするか?
20分費やしたとは言え、まだ40分もある。
私は再度駅の周辺をブラブラすると、本屋へと立ち寄った。
すると、どうであろうか!
『ハヤテのごとく!』の22巻が既に販売されてるではないかっ!
そうか!ここは神戸。
だから、本もちゃんと発売日通りに販売されるのか!
さすが神戸!
私はひたすら感心、そして感動し、油断なく躊躇いなく『ハヤテのごとく!』の22巻を
購入した。
その後私は、バスターミナルへ行った。
ムーさん達はバスで来るそうだから、ここで待っていれば会えるだろう。
そう思い、先程購入した『ハヤテのごとく!』の22巻を読みながら、
私は彼らが来るのを待っていた。
しかし、集合予定時間の12時半になっても、彼らは現れない。
ム……ひょっとして、バスでなく電車とかに変更したのかな?
私がそんなことをぼんやりと考え出すと、不意に携帯電話がブルブル震えている
ことに気付いた。
しかも、先程も着信があったらしく、さらによく見てみると、
それはムーさんからの電話であった。
電話を取ると、ムーさん達は既に目的地へ来ているとのこと。
バ…バカな!
オレに気付かれることなく、既に目的地へと到達してるだと!
私は内心驚愕しまくりであったが、おそらくは単に見逃しただけであろう。
そう思い、すぐさま合流する旨をムーさんに伝えた。
やれやれ…。
色々あったが、ようやく祭りが始まる。
そう思うと、萎えかけていた私の闘志も沸々と湧き上がるのであった。
つづく
【次回予告】
長い長い時を経て、再会を果たした戦友たち。
しかし、それは新たな闘いの幕開けでもあった。
次回、「遥かなる闘い、開幕」
ようやく本編が始まる……
ただ、その次回がいつ公開されるかは、例によって不明ですw
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