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2011年12月31日 (土)

監査役野崎修平

オススメ漫画その68 監査役野崎修平

監査役野崎修平 (1) (SCオールマン) 監査役野崎修平 (1) (SCオールマン)
周 良貨 能田 茂

集英社  1999-03
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 【概 要】
 
大手都市銀行「あおぞら銀行」(現在のあおぞら銀行は連載開始当時はまだ日本債券信用銀行の時代であり、本作品とは全く関係ない)を舞台に、それまで都下の一支店の支店長に過ぎなかった主人公の野崎修平が監査役に就任し、銀行内における様々な不正や経営問題を巡って悪戦苦闘する様子を描いた。
(Wikipediaより失敬)

…ってな感じで、経歴に傷を持つ(と言っても、部下をかばって汚名をかぶった)野崎修平が、監査役としての責務を果たしていく上で、銀行内部の様々な問題点、汚点、不正、闇…等に直面していくという、恐ろしいお話。

 【適当コメント】
銀行が舞台であり、銀行員が主人公であるという、今までにありそうでなかったジャンルの漫画だけに、一読の価値あり。
率直に言うと、当初はリアリティがあって良かったですね。
監査役と言えど、たかだか1人が頑張ってどうこうしようとも、現実は変わらないという無情さが、序盤はよく表れていたと思います。
しかしながら、それを続けていくことで、徐々に周囲の人々も変わっていき、協力者が増えていくと言うのも、リアリティがありました。
実際、描かれるのも不良債権処理問題だったり、みずほ銀行の合併をモチーフとした合併劇等がリアルに描かれていました。
また、個性豊かな多くの登場人物の様々な思惑が絡み合う人間ドラマも、見どころの一つであり、読み進めていけば続きが楽しみになること請け合いです。

 ただ1つ。私が個人的に残念だったのは、当時連載されていた『MANGAオールマン』が、途中で廃刊になってしまったためでしょうか。
『銀行大合併編』で一旦終了してしまったことです。
それもほとんど打ち切りみたいな形で(笑)。
例えるなら、男塾の第二部みたいな、スピーディーかつ強引な畳み方です(笑)。
確かに、ラスボス的な存在である京極頭取のうろたえる様は痛快ではあったものの、
それまでのリアリティをも崩壊させたようで、イマイチ釈然としないものが残りました。

 ただ、それもギャグとしてとらえれば面白いかと。
あと、登場人物の大半が、第一印象を裏切る変貌振りを見せるのも面白いです。
って言うか、みんな感情を表に出し過ぎなんですよね。
寡黙でクールな悪人と言うのがほとんどおらず、そう見えるキャラでさえも、
後に顔芸か?と思えるほどに感情をあらわにしてみたりするので、
つくづく、この作品は熱い人間ドラマなんだなぁ~と思わせられることかと思います。

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