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2012年12月

2012年12月 1日 (土)

J影虎エピソードE~私とエヴァ~その七

 第七章 計算通り……?

正直、エヴァがあんな終わり方をしたことに対し、私は確かに大きなショックを受けたものの、そこまで悲観も絶望もしていませんでした。
なぜなら、当時はメディアミックスが非常に盛んだったからです。
『天地無用』、『スレイヤーズ』、『神秘の世界エルハザード』…etc.
と言ったように、一つの作品を、テレビ放送だけにはおさまらず、ラノベ、OVA、漫画、ゲーム等、様々なメディアを通じて展開する手法が当時はとても盛んに行われていました(まあ、それは今でも続いてはいるんですけど)。

 それゆえ、おそらく続きはその内公開されるだろう。
むしろ、テレビでは規制が厳しい分、OVA辺りで、それこそテレビでは放送できないようなハードな内容になるのではないか?
そう思っていました。
そして、私のその予想は当たらずとも遠からずであり、後に、24話を一緒に観た玄人の友人から、「来年の7月に映画が公開されるよ。ただ、そっちの方は完全なオリジナルで、テレビのちゃんとした続きはビデオ・LD版でリテイクされるらしいよ。そっちは来年の3月頃になるみたい」と、そう聞かされました。

 もっとも、その情報は後に大幅な変更がなされました。
ビデオ・LDのリテイクは3月には間に合わず、ただ、オリジナルとされていた映画の方が、テレビ版の総集編と完結編を併せたものになると…。
でもまあ、私にとってはそんなことどっちでもよかったのです。
とにかく、私にしてみれば、エヴァの謎が解明されればそれでいいわけですから、リテイクであろうが映画であろうが大した問題ではありません。
肝心なのは、これでようやくエヴァの謎がわかる!
その一点だけでした。
そして、その謎がどんな風に解かれるのだろう?
あの後、どんな展開が待ってるのだろう?
それを思うと、私は血沸き肉躍り、どこかの戦闘民族みたいにワクワクしてきました。
歓喜しました。
思わず第九を口ずさむ程に……。

 しかし、私のこの期待が後に手ひどく裏切られることに、その時はまだ気づくはずもなかったのでした…。

                       つづく

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J影虎エピソードE~私とエヴァ~その六

 第六章 違和感

エヴァのTV放送が終わってからというもの、私は半ば燃え尽きていました。
自我崩壊して病室のベッドで寝たきりになってるアスカ状態…とまではいきませんが、まあ、そんな風に脱力して呆けいました。
おかげで、その後も色々とアニメは観続けてはいたのですが、どうしてもエヴァと比べると物足りなさを感じてしまうので、当時観ていたアニメはほとんど内容を覚えていないという体たらくであります。
もう、あそこまでハマるようなアニメは出てこないだろうな…
そうしみじみと思ったりしていたのですが、それから程なくして、『機動戦艦ナデシコ』や『スレイヤーズTRY』にハマることになるのですが、それはまた別の話…。
そんなこんなで、ただ、『セイバーマリオネットJ』を観ながら、ぼんやりと「エヴァが終わった後も、すぐにまた全然違ったキャラを演じている林原さんは大変だなぁ~とか、子安さんはこういう3枚目キャラもこなせるんだ~」などと思ったりしていました。

 そして林原さんと言えば、この時初めて林原さんのラジオを聞きました。
理由は言わずもがな。
エヴァの謎に触れる…とまではいかなくとも、謎を解くヒントが聞けるかも…という淡い期待があったからです。
しかし、当然のことながら、エヴァの話題はあったものの、そういう謎に迫るようなことは一切ありませんでした。

 ただ…

リスナーからのハガキの内容が、例の26話におけるラストのシンジ君に対しての否定的なものが多かったのが、少し引っかかりました。

 自分をアピールしてもそれで嫌われたら何にもならないじゃないですか。
 それなら自分の殻に閉じこもっていた方がいいと思います。

そんな意見が割と多かったように記憶しています。
そして、その時ちょうど庵野監督がゲスト出演されていて、「人に嫌われないように振舞ってても、逆に好かれることもありませんからね」と言って、林原さんが「ああ、ほんとそうですよね~」と納得されていたのが、印象的で今でも記憶に残っています。

 そしてこの時、私は「おいおい、そんなんどーでもいいだろ!肝心なのは謎だろ、謎!なんでみんな、そこをスルーしてるんだよ!」と思いました。
と同時に、私と多くのリスナー(エヴァファン、エヴァオタク)との間には、どこか決定的なズレがある……?
と、かすかな違和感を覚えました。

 だが、その違和感がエヴァの方向性を大きく変えてしまうほどのものであったことに、その時は気づく余地もなかったのでした。

                          つづく

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