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2013年3月17日 (日)

J影虎エピソードE~私とエヴァ~その八

 第八章 エヴァの躍進

その日、エヴァの映画化発表に日本全土が揺れた。
当然、私も長らく待ちに待ったことだったので内心とても喜んではいたが、表向きは「始まったな…」等とゲンドウみたいなことを言っては、クールに振舞っていました(笑)。
しかし、それも束の間。
それから程なくして、怒涛の様な連日のテレビ番組での特集が始まったわけですが、その予想以上の加熱ぶりには圧倒されましたし、また嬉しくもありました。
特に印象的だったのは、普段あまりアニメを観ないような人が街頭インタビュー等で、そのハマりっ振りを熱く語ってたことや、今の(当時の)アニメの映像技術がすごいと評価されていたこと、どこかの大学教授達が文化人類学や心理学、哲学的な観点から評価してたことです。
 しかしながら、当時はまだアニメ及びそれにハマるオタク達に対する風当たりと言うものは、今よりもさらにひどかったため、テレビ番組での特集の中には、非常に不愉快になるような内容のものもありました。
アホそうな女子アナが「今はこんなアニメが流行ってるんです。私も初めて知りました」とか臆面もなくニコニコしながら言ったり…。
エヴァという作品を初心者にもわかりやすく解説したコーナーの後に、これまたアホなコメンテーターが「○○さん、わかりました?」と聞かれて、「え…?なんですか?その…アバン…ギャルド…ですか?」とか、しょーもないオヤジギャグかました挙句、「いやいやいや、全然わかんない。だって興味ないもん」とか平然と言ってみたり…。
また、同じくコメンテーターの爺さんが「これはですねえ、昔からある手法なんですよ。△△さんの□□って小説があってですね、最後に2人の侍が斬り合うんですけど、そこで終わるんですよ。どっちが勝ったかはわからない」とか戯けたこと言って、スタジオ内が「なるほどー」とか、これまたアホな顔して頷いたりするんですよ。
もうね、バカかアホかと。
全然違うやんけ。
あんたら今まで話聞いてた?と問い詰めたくなる程の体たらく。
これで抗議が殺到しなかったのか不思議でなりません。

 …とまあ、そんな不愉快なことがありつつも、日に日にエヴァはメジャーになっていきました。この時期、エヴァの謎や映画の内容を予想する謎本がたくさん出てきましたし、より多くの人に楽しんでもらえるよう、映画化の前に再放送(しかも深夜)することが決まったりと、今までのアニメからは考えられないような優遇がなされたりもしました。
中でも私が一番印象に残ってるのは、映画公開前の特番であり、そこで庵野監督が記者会見の席で「セカンドインパクトの謎は解けますか?」という質問に対し「セカンドインパクトと言うか…まあ、半分以上の謎は解けると思いますよ」と言ったことです。
これには私も、「おおっ、夏の完結編前に半分以上は解けるのか!これは楽しみだぜ!」と興奮せずにはいられなかったのですが、この時、私の期待が後に手ひどく裏切られることになることを、私は知る由もなかったのでした。

                         つづく

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