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2016年5月

2016年5月15日 (日)

プライバシーってなんだ?

 先日、オリラジの中田さんが、ベッキーの流出LINEについて説明を果たすべきだとの見解を示しました。
確かに一見ごもっともな意見かと思います。
しかし、この件について、中田さんだけでなく、誰しもが一番重要な問題点を見過ごしています。

 それは、どうやってLINEが流出したのか?誰が流出させたのか?という問題です。
仮に川谷さんがうっかりLINEを開いたまま放置していて、それを誰かに見られて晒されたとしたら、それは彼の不注意であり、自業自得であり、文句を言う筋合いもないでしょう。
もっとも、晒した人も決して褒められたものではありませんが…。
 しかし、事実はそうでありませんよね?
実際は、何者かによる不正アクセスによって晒されたのであって、これがプライバシーの侵害であることは厳然たる事実です。
 逆に、ベッキーや川谷さんはこの件で訴えてもいいくらいです。
でも、2人がそれをやらないのは、もし訴えようとしたら、その過程であのLINEでのやり取りの真偽についても明らかにしなければならないからに他ありません。
 一方、文春についても、この件を突っ込まれるのは極力避けたいことでしょう。
なぜなら、「2人のLINEのやり取りをどこから得たんですか?」と聞かれた際に困るからです。
間違っても、不正アクセスで得た情報ですとは言えませんから、「そういうリークがあったんですよ」と言うしかありません。
では、誰からのリークなのですか?その人はどうやって2人のLINEのやり取りを入手したんですか?不正アクセスによるものじゃないですか?と聞かれたら、非常に困るわけです。
もっとも、そこは個人情報を盾に回答を拒否するでしょうけど、取材のやり方に問題があったのではないか?不正アクセスによるものと知ってて公表したのではないか?コンプライアンスはどうなってるんだ?等と騒がれたりすれば、非常に面倒くさいことになるのです。
 ゆえに、ベッキーや川谷さんにしろ文春にしろ、あのLINEについては触れたくないはずです。
 それを中田さんのように、ちゃんと説明しろと言うのであれば、情報の出所や入手方法というものもはっきりさせろと言われなければフェアじゃありません。
 誰だって個人間のプライベートな会話やメールのやり取り等を盗み聞きされたり、不正な手を使って覗かれたりした上に、それを世間に晒されたりしたら非常に嫌な気分になるし、憤りも感じるはずです。
 しかし、これがこと他人のプライバシーとなると、残念ながら多くの人はそれに対する意識が低く配慮が足りないように感じます。
おそらく、このベッキーと川谷さんのLINE流出についても、多くの人は芸能人にプライバシーはないという認識であることかと思います。
 しかしながら、これはあまり話題にはなっていませんが、この件についてやはり不正アクセスが問題になっており、既にサイバー警察が調査にあたってるそうです。
 つまり、私が言いたいのは、誰であろうと、その人のプライバシーと言うものは厳格に取り扱わなければならないものであるということです。
ところが、多くの人々はその意識がいささか気薄な気がします。
ベッキー&川谷ほどではありませんが、SNSを見ていると、LINEのやり取りのスクショを晒してる人を度々見かけます。
 おそらく晒した人は軽い気持ちでやってることでしょう。
実際、内容的にはプライバシーの侵害と言えるようなものはあまりなく、実に他愛もない日常会話なやり取りがほとんどです。
それゆえ、晒された方も表立って抗議したり騒ぎにしたりはしない人が多いみたいですし、晒した方も「本人の同意を得てる」と主張される人もいることでしょう。
 しかしながら、晒された方の本心はどうでしょうか?
内心は心穏やかでない方も多いのではないでしょうか?
晒した方は同意を得てると言って問題ないことを主張するかもしれませんが、晒された方は仕方なく渋々了承してるのではないでしょうか?
そこで抗議したりプライバシーの侵害だと騒ぐと、その人との人間関係にもヒビが入り、余計なトラブルに発展しかねないため、釈然としないながらも黙認しているのではないでしょうか?
 このようなことは自分が同じ目に合わないと中々実感出来ないことなのかもしれません。
また、仮に同じ目に合って嫌な思いを経験したとしても、それでも悪ふざけや軽い気持ちで、他人のプライベートを晒すような人が多いのも事実です。

 例えば、LINEのやり取りのスクショを撮って晒して面白おかしくディスったりしてるくせに、逆に自分が送ったメールの内容を晒されると途端に激怒したりとか…。
Facebookで本人が公表してもおらず公表する気もなかった極めてプライベートな情報を勝手に晒しておいて、そのことで抗議されたら逆ギレしたりとか…。
そういう人達やケースも何度となく見聞きしたことがあります。
 そして悲しいことに、このようなプライベート晒しはとどまるところを知りません。
今回の件といい、前述したケースといい、いつぞやのぱよぱよちーん事件といい、厳格に取り扱い、例え誰のものであっても守られないといけない個人情報やプライバシーを、他者への攻撃や嫌がらせなどのために晒すようなケースが後を絶ちません。
 ゆえに、これは1人1人の意識の問題であり、SNSでお手軽に情報を発信できるこのご時世、より強い倫理・道徳感を持って他人のプライバシーはもちろんのこと、自分のプライバシーについても厳格に扱わなければなりません。
 
 しかも、これは失敗から学ぶようなことでも、後でばん回出来るようなことではありません。
やってしまうと、もう二度と取り返しのつかない重大なことなのです。
 その辺のところを、どうか、どうか、1人1人重々に認識していただき、ネット上の悪質な個人情報晒しや、重大なプライバシーの侵害、ひいては不毛な争いが一日も早くなくなることを願わずにはいられない今日この頃です。

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