感想リレー 補完編

2007年4月17日 (火)

ファイナルファンタジータクティクス

 この作品は一流を気取った最低の作品です。最低の…。
が、しかし、最低ではあるが………すばらしくもありません。はい。

 なぜ私がここまでこの作品に対して辛辣な事を言うかというと、
この作品はS・RPGとして致命的な欠陥があるからです。
 それは、出撃できるメンバーが5人だけだということに他なりません。
S・RPGなのに、出撃できるメンバーがたったの5人ですよ。5人。
信じられますか、奥さん?

 なんでも、以前何かのゲーム雑誌で読んだ記事によると、
従来のSRPGは投入するユニット数がとにかく多く、それゆえ戦闘においても
ほとんど使わないまま終わることも少なくなかったので、ユニット数を減らすことに
しました。それはユニットと言うよりはパーティーと言った方が正しいかもしれません。
 な~んてことを製作者側が平気で言ってるんですよ。

 これには穏やかさを信条とする私も、次のように怒りをあらわにしました。

いらんことすんなや!!!!と。

 出撃できるユニット数が多過ぎる?
ハァ?
分かっちゃいないなあ。
それが、楽しいんじゃねえかァッ!!!

 投入できるユニットが多いから、状況に応じてどのキャラをどういう風に使おうか
考えたり迷ったりするのが楽しいんじゃないですか。
 例えば、スパロボでこんなことされて御覧なさいな。
あれだけの数のスーパーロボットがいて、使えるのはその内5体だけだったら、
絶対売れてませんよ。

 確かにアレはS・RPGの中でもユニット数は多過ぎる部類に入ります。
それゆえ、戦闘の長期化及びマンネリ化という弊害が生じるのも否めません。
 しかし、それでもスパロボが面白いのは、先程述べたようなS・RPGの面白さを
ちゃんと押さえているからなのです。
 それなのに、キャラが多いと使わないキャラが出てくるので減らすだなんて、
愚の骨頂もいいとこです。

 そしてさらに悪いことに、この作品はもう1つ決定的な欠陥があるのです。
それは、ゲームバランスが悪いところにあります。
 私がある時、とある攻略本を読んでいると、そこには信じられないことが
書かれていました。
ステージ1くらいだったかと思いますが、敵が最後の1人になったら、
取り囲んでタコ殴りにしてやりましょうとかなんとか。
 と言うのも、この作品では、敵に攻撃を当てるとJP(ジョブポイント)が得られ、
これが貯まることによって様々な職業にクラスチェンジ出来るようになるのですが、
それゆえに、ここで貯めれるだけ貯めましょうと、こう言ってるんですね。
 しかも、敵はHPが半分以下になるとポーションを使って回復するから、
殺さない程度に延々とタコ殴りしていれば、JPを無限に貯めることが出来るという訳
なのです。

 これにはさすがの私も脱力しました。
ただでさえ、この手のゲームの最大の欠点は、戦闘がレベルアップ等のための
単なる作業と化すことにあると言うのに、それを推奨してどうすんだよと。

 しかも恐ろしいことに、これが攻略する上での前提条件みたいになってるんですよ。
この後、適度に進めていくと、あるところで、ここでは迷わずモンクにクラスチェンジ
しましょう。ステージ1の例の方法でJPを貯めていればなれるはずだ!
とか、平気で書いてあるんですね。
 なれないっちゅうねん!
って言うか、初っ端からそんな何の面白みもない単純作業をやってられるかッ!
 ホンマ、ええ加減にして欲しいものです。

 以上のように、この作品はファイナルファンタジーとタクティクスオウガのよいとこ
取りをしていながらも、あまりにお粗末なゲームバランスとシステムにより全て台無し
にしてしまってるように思えてなりません。
 来月発売されるPSP版が、10人くらい出撃出来るように変更されていれば
いいのですが、どうもそんなことにはなってない模様。

 しかしながら、それでも、ここまで文句たらたら言いながらも、
なんやかんやでクリアもしたし、今度のPSP版も何故だかやりたくてやりたくて
今からウズウズしているのだから不思議なものです。

 でも、どうせなら、タクティクスオウガとかもPSPに移植して欲しいなあと思う
今日この頃です。

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